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28 Mon.
2人とも9時くらいに目を覚ましたので、近所のカフェで朝食をとることにした。「もう出かけてしまうの?」とキッチンで1人家事をしていたアチャラが聞くので不思議に思ったら、彼女は今日の昼すぎからフライトアテンダントの仕事に復帰して来週まで戻らないらしい。感謝を伝え、葉月からプレゼントも渡して、車で10分ほど走ったところにあるHighly Likely Cafeというところに着いた。抜け感のあるオシャレさと、高品質な食材を丁寧に調理した感じのあるカフェ。コーヒーが美味しいし、グラスとホルダーの使い方も面白かった。紅く色づけたブロッコリーのピクルスやごまの用い方も新鮮だし、ヤレ感のあるホーロー皿もいい。商品のディスプレイや値段の表示のしかたもうまかったな。






続いてコリアタウンへ。クリスやジェンが、この一帯がお洒落になりつつあるというので向かってみることにしたが、かつてこの地域の学校に通い、一時住んでいた身としてはにわかには信じがたい。14年前は月400ドルで風呂トイレ共同のホステルを借りていたが、クリスいわくいまは1500ドルくらいの家賃が要る地域になったとか。 着いてみるとたしかに2人の言っていたことが理解できた。昔はほんのすこしだったビルがビル群になって拡大していたし、飲食店の数も周辺路地を含めて増えている。 まずは学校のあったビルに向かい、そこからよく行っていたRalph’sに入った。クリスと家で一緒に飲むためのビールを買い、Giannisがカバーのスニーカー雑誌があったので、それも店用に購入した。あの頃よく食べていたサンドイッチこそ無かったが、日常を過ごした場所が変わらぬ姿でいまもあるのはありがたい。








かつての住居は町の景色自体が変わり過ぎてわからなくなっていた。そのそばにあった韓国料理屋やモールの残影はあったから、たぶんあの辺りだとは思うのだけれども。 ダウンタウンLAのファッションディストリクトの辺りも近いので、車をそちらに向ける。変わらぬ活気と生命力を感じる地域。ホームレスがとくに多い地域でもあるが、彼らの住処のなかで1つ、とても面白いものを見つけたのでいずれなんらかのカタチで紹介できたらいいな。 車を駐車場の屋上に停め、MEX PERU GIPSYという店が美味そうなので入ってみる。音楽も料理人も店員も文化も、こてこてに本物のメキシコとペルーで構成された店。海鮮料理のプレートを頼んだが、この店もアタリだった。 ヘアメイクグッズの店で面白い店を見つけて、そこに割と長居していた。別の店ではiPhoneスキンでサンタムエルテをモチーフにした良いのがあったので、前にダイソーで買った100円のをようやく外してそれに付け替えた。
















EARTH BEAN COFFEEという壁のサインと木のテラス席が目にとまり、休憩がてらそのカフェに入る。職人気質っぽい白人バリスタがカウンターの向こうにおり、ドリップとコルタードにマフィンを1つ頼んだ。ドリップは普通だがたっぷり飲めて良い。湯のみのような器で出てきたコルタードは、口あたりがまろやかでほろ苦くて美味かった。ベリーを惜しげもなく詰め込んだマフィンも美味い。ロゴの配置など含め、細部にこだわりを感じる店だった。







日が落ちはじめた頃、車をまた少し走らせてリトルトーキョーへ。ここには目当ての店がある。クリス家とは毎年クリスマスプレゼントの贈り合いをしているのだが、その送られてくるギフトに近年ときどき入るようになったJapangelesというブランドがずっと気になっていて、ようやく行くことが出来た。小さな店内には様々なアイテムが小綺麗に展開されている。文字通りJapanとLos Angelesの繋がりをテーマにした商品が多く、ひと通り眺めて店員に話しかけてみる。ここに来た理由と自分たちが東京で店をやっていることを話すと、感じのよいそのジョーダンという店員は「Instagramある?」と。 basketballcafeのアカウントを見せると、彼は少し息をのみ驚いた顔をした。そしてこう話しはじめた。「おーーー…、なんかブッとぶな。俺4-5年前に東京に仕事で行ったとき、一緒に行ってたやつがかなりバスケに入れ込んでるヤツで、ある場所を通った際に「おい、バスケットボールカフェ」ってかいてあるぞ!」って言ってさ。そこ毎日通る必要があったから、毎日そのサインを見上げながら数日過ごしてさ。店は夜だけ?いや、この感じはすげー。もう、つぎ東京行ったら、俺必ずここに行かなきゃな。今度はそこで会おう!」と。 買おうと思ってた商品もいくつかくれちゃうから、友人へのギフトの分だけお金を払って店をあとにした。








小腹が空いてきたので、Prime PIZZAという店でチーズピザ1切れとルートビア。ここも良かった。かりかりのクラストは、食べたいピザの食感がした。







ここから東に橋を越えると、Boyle Heightsという地域がある。ニューヨークに引っ越すまでのLA最後の時期に住んでいた場所で、楽しいこともストレスも両方感じた思い出の色濃い町だ。 その橋は前と変わらぬようでいて、中央に線路らしきものが敷かれている。疑問に思いながらさらに進むと、駅まである。 家のある一帯に向かう角にあった99セントストアがまだ存在していたことに驚きながらさらに直進していくと、随分と雰囲気が明るくなっていることに気づく。かつては檻で囲われた店と割れた窓ガラスと糞尿の匂いのする暗い町だったのに、いまは日が落ちたあとでも人が外で寛いでいられる様子だ。さらに奥まで進み、かつてバンリと行ったFOOD4lessまで行くとさすがにあの頃の薄暗い闇が広がっているが、電車というインフラと資本の開発によって、その前線がここまで後退したのだという印象を受けた。 当時住んでいた家は見つかりそうで見つからなかった。見つけたところで、急にあの頃の友人に会えるはずなどまず無いのだけれど。



家に帰ると、何組も泊まれるデカい家にこれからしばらく1人きりになったクリスが、嬉しそうに「おかえり!」とドアを開けてくれた。やつは、裏庭に飾りつけたソーラーランプのひとつを葉月に持たせてくれた。ジャムボトルのようなデザインで、薄暗くなってくると自然に点くやつだ。というのも、この間の日曜にこの家でBBQをやった際にデイブに確認して発覚したのだが、俺は14年前にもこの家を訪れていたという事実があった。その当時、俺はしばらく住まわせてもらっていた彼らの家を離れ一人暮らしをはじめようとしていた。デイブはそんな俺に使える生活用品があるのではと思い、彼の母親が暮らした後空き家になっていたこの家に、ある日俺を連れていき宝さがしをさせてくれる。そこで俺は3つ見つけた。小さな手鍋と、分厚いキャストアイアンの大鍋と、新品のポテトマッシャー。手鍋は帰国時に置いてきてしまったが、大鍋とマッシャーはいまもうちの店で活躍している。いまのクリスのこの家は俺にとってのあのときの家を改装して綺麗にしたものと判明したから、その体験談とキッチン道具の話を気に入ったクリスが、さらに彼からの付属品をうちの店に増やしたくなったようだ。

部屋ではそろそろ帰国も近いのでパッキングを済ませ、また腹が空いたので遅い夕食に近所のPico沿いのRoscoe’sに車を出した。オバマ前大統領が来店したという店内は、彼と従業員たちの記念写真が店内の数ヶ所に誇らしげに飾られ、奥には彼のサインが入った店のロゴTシャツと、そのときの伝票が額装して飾らせていた。このそばにはかつてRodeoという道があったが、この地域への来訪を記念していまはObamaに改名されたと以前ジェンが教えてくれた。 夜遅い時間だったが、店内は黒人中心に盛況だった。適当な格好で外出する人間が大半なLAにおいて、思わず写真を撮りたくなるほどお洒落でクールなヤツが突然2人もいて不思議だった。照明のピンクのネオンが、店内に独特の落ち着きと非日常感を同時に生み出している。 頼んだのは人気メニューのScoe’sというフライドチキンにメープルたっぷりのワッフルが組み合わさったセットと、グレイビーソースを添えたフライドチキンにGritsという麦をかゆ状にしたものやビスケットを組み合わせたセットにレモネード。このレモネードが美味いし、チキンと相性がいい。味もボリュームも大満足で、2人でむしゃむしゃと食べ続けた。













帰宅したら眠ろうかとも思ったが、そろそろ仕事としてのSNSくらいはやらないとと思い昨夜のDFCの晩飯会のことをポストした。するとすぐバンリからDMが来て「いまLA?」と。そうだよと答えると「水曜にそっち着くから一緒にLACとSASのゲーム行こうよ」と誘われる。俺らは水曜の朝帰ってしまうから、その誘いには残念ながら乗れなかったけど、叶ってたらそれも面白かったな。13年前だかに3人で一緒にマジソンで観た、NYKとCLEのゲーム以来の再結集だったのに。その後も書き物とかしてたら、寝るのは5時くらいになってしまった。


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by MUЯ
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