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もうバックナンバーになって半月だし、そろそろ公開してもいいタイミングかと。 先月お知らせした月刊HOOP4月号のインタビュー内容です。
どーせなら、フルボリュームのノーカット版をお読みくださいな。 というのも、事前の打ち合わせで文字数多い方が望ましいとのことだったので、俺もMAMUSHIも勢いよく盛ってみたんだけど、そしたらなんとボリュームオーバーに…w。 なんとか再編して記事にはしてもらったけど、いくつかカットになっちゃった質問あるし、店関連の画像も載る余地なし! 文字ぎっちりの辞書みてーなページの完成です。うははははw。
というわけで幻の原版、お楽しみくだされ~~♪
月刊HOOP4月号(2/25発売予定)
■MC MAMUSHI’s New School Basketball
-Interview with influencial leaders- VOL.3
※企画テーマ:日本で語られているバスケットボールは、本来バスケットボールが持つ魅力の半分にも満たないのではないかと考えたMC MAMUSHIが、日本のバスケットボールを変える可能性を持った12人のインフルエンシャル・リーダーと対談。新たなバスケットボールの見方や魅力を掘っていくインタビューページ。
■ゲスト MUЯ http://balltongue.blog35.fc2.com
■リード
バスケ50%:サブカル50%のゆる~いカフェ。自在な心地よさとクリエイティブな刺激に浸かれる場所

■本文 MAMUSHI(以下MA):今回は非常に重要な回になる気がしてるんですよ。このゲストさんのような感覚が、今の日本には乏しいですからね。バスケ50%:サブカル50%のゆる~いカフェを運営中、MUЯ(マー)さんです。自己紹介を下さい。
MUЯ(以下MU):バスケカフェBALL TONGUEの首謀者/オーナー、MUЯです。よろしく。 キャラクターは、感じるままにご自由にー。あれもこれもきっと俺そのものだ。スキル面でみると、映像、料理、文筆、服飾、DTP、フォト、空間……、つくったり表現することは色々やる。バスケも表現と理解でやってる。これらを俺が巧いか下手かはともかく、とにかく好きで仕方がない。
MA:今までMUЯさんが仕掛けてきたバスケットボールでいてユニークな企画の数々を紹介して下さいよ。 MU: ・S.H.U('02-) 毎週日曜の午後に代々木公園の並木通りに自設フープを持ち込み、オープンコートをつくり続けた放浪フープ旅団。1年半ほど続けて、代々木NIKEフープ設立をもってプロジェクトとしての天命全う。今はその代々木のコートを根城とするボーラーたちにS.H.Uの名を襲名。彼らはオリジナルクルーより引き継がれる自由さや創造性に加え、ストイックさも併せもち、日常のピックアップゲームや代々木コート開催のALLDAYなど各種大会でストリートの信頼を勝ち得ている。
・MOL films('02-'04) バスケ映像主体のメディアクルー。主な作品としてはFar East Ballersのmixtape vol.0~Dynasty vol.1、PLAYERSで配布されたB-BALLERS’ MIXTAPE vol,1~2、S.H.U.のドキュメンタリーなどがある。この名義での活動が休止した後も、メンバーはそれぞれLEGENDやGYMRATSなどでバスケ映像を追求し続けており、プライベートでの交流も深い。
・EGOLINES('03-'04) バスケとリアルクロージングをテーマにした服飾ブランド。バスケ関係ではFAR EAST BALLS(FAR EAST BALLERSの前身)の1stTシャツや、S.H.Uから生まれたバスケチームROOPSの関連アパレル、アンダーグラウンド1on1リーグDA ROC(*後述)のウェアなどを手がけた。現在はこのノウハウをそのまま、GYMRATS(*後述)やバスケカフェBALL TONGUEのアパレル展開などに活かしている。
・Hoop on the Ship Tour('03-'04&'10) 東京を発ち、沖縄、フィリピン、シンガポール、ブルネイを経てインドへと至ったバスケ船旅。船上のバスケコートでは連日乗船客らとピックアップゲームを続け、寄港地ではローカルフープを訪ねてはゲームを挑む旅路。最終的にはインドの小学校に組み立て式フープを持ち込んで置き去りに。。。今年、このドキュメンタリーロードムービーがついにリリース!
・DA ROC('04&?) 有名無名の実力者をあつめて密かに営まれた闇の1on1ストリートリーグ。Midnight ball kingdomというサブタイトルが表すように、日没後の都内各所のストリートフープを舞台に、メンバーのみに配信されるメールをつてに集まったボーラーたちがランキングポイントをかけて転戦した。MUЯとT(*GYMRATS代表)のメインオーガナイザー2人が相次いで渡米したため、その後リーグは無期休止。しかし昨今、どうやら復活の噂が・・・!
・ROOPS('03-'04) ここではオリジナルS.H.Uクルー開催のクラブイベントを表す。とくにasia-pで行われたvol.2は当時のストリートボール黎明期の立役者たちが一堂に会し、上記の各バスケ企画も盛り込んでコンセプチュアルにまとめた印象深いイベントで大盛況となった。
・GYMRATS('05-) アメリカをはじめとした諸外国で単身挑戦を続けるプレイヤーたち同士が、支援しあうために発生したバスケファミリー。そこから派生して現在は、アメリカから直輸入したバスケカルチャーを日本に伝えたり、NBAコーチやプレイヤーから学んだ最新式のトレーニング法を国内で実践・伝授したりしている。設立自体は1999年ごろから。それ以前も交流の深かった代表Tとアメリカで共同生活をはじめたことをきっかけに正式加入。主にメディア役としてTのABA挑戦一年目をサポートした。
・BALL TONGUE('06-) 世界一愉しくバスケであそぶバスケカフェ。これまでのスキルと仲間と企画とアイディアを総て活かして深めるための基地。また、面白いコミュニティと町づくりの前線基地としての空間。それぞれがそこから旅立てる場所、帰る場所。メニューや空間イメージ、カフェとしてのあり方などは、L.A.とNYCに住んでいた頃にカフェを巡って体感し、収集したものがベースに反映されている。
MA:日本のバスケットボールってどう思ってます? MU:これからのスポーツシーンを担う高いポテンシャルを感じる。前はもっとそれぞれがこまぎれな感じだったけど、その問題も少しづつ前進してるし、メディアの注目度も徐々にではあるけど高まってるし、なによりいろんな人たちが熱意もって現場でがんばってるのが、いつか実を結ぶと信じたい。色んなネガティブな要素も依然としてあるけれど、そこにとらわれても仕方ないし、きっとその壁はいつか乗り越えるなり破壊するなりしてみんなで地平を開くはず。 MA:じゃあ、日本のストリートボールについては? MU:どこでも先陣を切れる優れた先鋒。俺にとってストリートボールとはバスケットボールを分母としたその中の一因子という捉え方だから、本質的にはバスケとストリートボールはもちろん同じもの。その上で敢えてする“ストリートボール”というカテゴライズには、個人的にかなりの価値を感じている。かっこよくて、わかりやすくて、おもしろい。そして身近で、ときに感動的。この魅力はもっともっと、広く遠く伝わっていくべきだ。
現在の興業型ストリートボールがもたらすイメージと影響力は、確実にストリートコートの利用者増大や、バスケットボールプレイヤーの人口拡大に寄与している。 トップボーラー自身やその予備軍たちに、夢や生きがい、目標を与えた功績は何よりもすばらしいし、部活/クラブチーム型しかなかったバスケ市場に、ストリートボールという新たなマーケットカテゴリーを生んだ功績も大きい。特定の特徴を際立てた分のひずみはどこかであるにしても、それをやらなければここまでのショウアップは難しかったはずだし、ひずみを取り除く機能は例えば代々木公園のピックアップゲームなど、別の場所で育まれていくはずだ。以上を総括して、ストリートボールは今後も日本のバスケットボールシーンの充実に重要な役割を担えるだろう。いずれはもっと、自然で日常的なパークボーラーの存在も増やしていけたらすばらしいなと思う。
MA:MUЯさんの考えるバスケットボールの魅力って何ですかね? MU:俺にとっては一生モノのおもちゃ。
表現、理解、コミュニケーション、個性、哲学、感覚、理性、獣性、価値観、思考、スタイル、体、心、技…、とにかく色んなものをまとめて味わえるし愉しめる。 チームと個人の表裏一体なバランス感もしっくりくるし、混在する様々なリズムが時折ハーモニーを奏でる様も心地いい。躍動感あふれるビジュアルもクールだ。そのスポーツを核としたいわゆるバスケ文化ももちろん好き。バスケの色んな要素が性に合ってるし、それらが俺の性格をかたちづくってきた部分もある。
MA:今まさに運営中の世界一愉しくバスケであそぶバスケカフェBALL TONGUEってどんなとこですか? MU:バスケ50%:サブカル50%のゆる~いカフェ。自在な心地よさとクリエイティブな刺激に浸かれる場所。 MA:どんな人たちが集まってるんですかね? MU:ちょっと変わってるとこがある人。子供心を失ってない大人、あるいは大きな子供。能動性・自発性に優れた人。物事にフラットに向き合える人。いろんな価値観を共有・理解できる人。外国人。外国在住経験のある日本人。愉しみを創りだせる人。ゆるい人。バスケ好きの人。アート好きの人。アメリカ好きの人。日常と非日常を行き来する人。優しい人。クリエイティブな人。地元の人。遠方の人。視野が広く軸足のぶれない人。思いつくままに出し連ねたけど、きっとこの辺が特徴なはず。 期待してることはきっと人それぞれに違くて、BALL TONGUEのもつ特徴のどこかがきっとフックとなって、その人の琴線にふれたのかなーと考えている。
MA:BALL TONGUE blogが凄く面白いんですよ、色んな話題があって。 MU:BALL TONGUEはバスケを多彩な切り口で表現して、その魅力に色んな人が触れるきっかけになればいいって思いはある。 バスケだって人がやるものだから、プレイヤーたちは音楽を聴くし、映画もみるし、飯も食べるし、酒ものむ。もしかしたら雑貨好きかもしれないし、もちろん服は好きだろう。好きな絵があったり、他の趣味もあるかも。 バスケを単一のスポーツと云うよりはもっと広く、文化だったり生き方みたいなもので捉えてるからああいう店であんなブログ。とはいえもっと本当のことを云えば、俺と彼女と仲間たちの興味がありのままに出てるだけかもね。 MA:BALL TONGUEオススメのメニューを3つ選ぶとしたら? MU:ドライカレー。ナイアガラ。スムージー。いっぱいありすぎて絞りきれないから、今回はGYMRATSに人気の3メニューで紹介させてもらったよー。 MA:最後に、MUЯさんは日本のバスケットボールがどうあって欲しいと考えますか? MU:いつまでも元気で!少なくとも俺とこのシーンの仲間たちが死ぬまでは(笑)!

*一番下に貼った写真は、俺の写真が必要とのことで後日送らせてもらった一枚。 もちろん、ちゃんと記事に使ってくれてます。どこか気づくかな・・・・・・w?
ちなみに今発売中のHOOP5月号では康平が回答中とか。 とはいえもう書店には無いかもだけど、もしあれば要チェック!
あらためて関係者のみなさんありがとう! BALL TONGUEオリジナルグッズ、オンラインストアでも好評発売中♪ さてっ、この木場のバスケカフェブログ、はて何位??
By MUЯ
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