世界一愉しくバスケであそぶバスケカフェ 〓●BALL TONGUE●〓 2019年11月
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世界一愉しくバスケであそぶバスケカフェ 〓●BALL TONGUE●〓

L.A.とNYC仕込みのアメリカンフードと種類豊富なお酒やドリンクが愉しめるカフェ。NBAの試合を毎日放映中。人気のフードは特製のドライカレーやタコス、フィリーチーズステーキや手づくりのフレンチフライなど。オリジナルアパレルや輸入品、オリジナル雑貨の販売もしている♠

オリジナルT、バスケアイテムなどを扱うオンラインストア。もちろんBALL TONGUE店頭にも商品あり。 オリジナル雑貨などを扱うオンラインストア。もちろんBALL TONGUE店頭にも商品あり。 東西線『木場駅』から徒歩2分、店への行き方はここをご覧あれ。 日本で唯一、世界にも稀なバスケカフェ。そんな店BALL TONGUEでは、連夜フレッシュなNBAのゲームを放映中。 本格機材とこだわりのカフェ空間でDJイベントが行えます。 バスケットボールカフェBALL TONGUEのfacebookページ。 伝説ノユニフォーム屋。BALL TONGUEでデザインの打ち合わせなどもできます。

プロフィール

MUЯ&BALLTONGUEcrew

Author:MUЯ&BALLTONGUEcrew
東京の東側・木場T13/*東京方面寄りの端の4b出口)にあるバスケ50%:アート50%のカフェ。人気のメニューは特製のドライカレーやタコス、フィリーチーズステーキや手づくりのフレンチフライなど。L.A.とNYC仕込みのアメリカンフードと種類豊富なお酒やドリンクが愉しめて、自在な心地よさとクリエイティブな刺激に浸かれる憩いの場。NBAの試合を毎日放映中。オリジナルアパレルや輸入品オリジナル雑貨の販売もしている。

行き方/〒135-0042 東京都江東区木場6-10-5 栗田ビル2F

より大きな地図で T-13 を表示

電話/03-3640-3742
営業時間/16:00-23:45

定休日/日曜
*祝日は通常営業してます。


東西線木場駅4b出口(*東京方面寄りの端)のすぐそばのバスケットボールカフェ。

*席の予約、およびイベントパーティー開催可能。気軽にお問い合わせください。

→Phone;(03)3640-3742
 Mail;cafeballtongue@gmail.com
 facebookページtwitterアカウントinstagramアカウント

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6-10-5, Kurita Bldg. 2F, Kiba, Koto Ward, Tokyo, JPN 135-0042[MAP]

Phone(03)3640-3742

OPEN hours;
Mon-Sat. 16:00-23:45

*On National Holidays, we usually open as on daily hours.

cozy cafe/bar, 2minutes walk from metro T13(exit 4b).
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NBAオフ会パック

特別メニューを含む料理のコース+チームイメージのNBAカクテルを含む2hの飲み放題で4500yen


 ・貴方のチームイメージのNBAカクテルを含む2hの飲み放題

 ・このパックでしか食べられないBT特大ハンバーグつき

 ・持ち込みのジャージやロゴグッズ展示で、店内をそのチームのカフェに改造

 ・当日放映するゲームの決定権あり

 ・記念集合写真の撮影サービスあり

 ・飲み放題のラストオーダー後もゆったりと滞在可能

 ・BTスタッフやHOOP誌の援護のもと、チーム公式アカウントに英語で突撃

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●blogライター紹介●
MUЯ(まー)_アメリカンフードの荒削りな魅力を愛する調理人。映像・画像・服飾での表現を好むアーティストでもあり、バスケットボールは生涯現役。

hojaluna_雑貨と茶葉系に詳しい。ラッピングのスペシャリスト。#BTzakkaの作者。ナウシカのチククに似てる。映画にも関心がたかく、とくに単館系に通じている。



日常か夢うつつか、ここを起点に拡がるほのかな旅路。一番たいせつなことは目にみえない[A.SE]。自在な心地よさとクリエイティブな刺激に浸かろう。ご来場あれ。

Never Surrender Life and Expression is a Fight,

ARTSAVESLIVES

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BTオリジナル NBAカクテル2019-20 By hojaluna #NBACocktails #NBA #BALLTONGUE



BALLTONGUEオリジナル NBAカクテル 2019-20
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Slamson the Lion🍸
キングスのマスコット・スラムソンをイメージして作られた、カシスやラムなど数種のリキュールから生み出される美しいパープルのカクテル。するするとした飲み口の中にスラムソンの故郷アフリカを思わせるココナッツがふわっと香る。
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HACHIMURA🍸
八村選手とWizardsを語る会の為に考案したあのレジピが再登場!
Balltongue初となる"日本酒"を使ったカクテルは、瑞々しい桃の香りの爽やかな一杯。八村選手所属のウィザーズチームカラーと日本の国旗が重なり、見ても楽しめるカクテル。
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Replay Center🍸
14-15シーズンより開局した最新鋭のNBAリプレーセンター。94台のTVモニターが全会場と直結し、映像判定を迅速に配信。
その名のついたカクテルは、あたかもファールコンタクトが発生し、しかし判定が難しいあの状況を思わせる。五感で楽しめるポップでアメリカンな一杯。
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The Mile High City🍸
爽やかなシトラス系の味わい。レモンやハーブ、スパイスを使ったさっぱりとしたスイート・ベルモットにパイナップルの微かな香り。
自然豊かなザ・マイル・ハイ・シティ〜デンバー〜を感じさせるフレッシュなカクテル。
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Toronto Red🍸
ひとたび口にすると、ザクロやコケモモのバランスのとれた甘みと共に、ハーブ系の香りがふわっと広がる。
芳醇な口あたりからの清涼感が魅力の1杯。
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今シーズンも5つのNBAカクテルが登場!BALLTONGUEだけで味えるオリジナルカクテルです。
店内で、毎晩放映されるNBA観戦を楽しみながらぜひご賞味ください!

〓●BALL TONGUE●〓 オンラインストア(*BTオリジナルアパレルやDEAD FRESH CREW、各種輸入品や雑誌など)
〓●BALL TONGUE●〓 雑貨(*手づくり一点モノのBTzakkaやキャンドル、輸入雑貨など)もご覧あれ。ここにしかない、クールな商品多数アリ。

NBA連夜放映中!観戦バーチャージ等はないので、どうぞお気軽にご利用ください。
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By hojaluna
comments(0)|trackback(0)|★COOKING_料理・食材|2019-11-25_16:50|page top

#chappedskin epilogue(旅の日記) by #BALLTONGUE

エピローグ


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13〜14年ぶりのLAは、干支が1周以上しただけあっていろいろ違う。空港にRide Appの待合場が出来ていたし、ストリートパーキングでカードが使えるようになっていたし、レジでいちいち鍵を借りなくても使えるトイレが増えていたし、ステープルズセンターの周囲が見違えるほど発展していたし、メトロの交通網が拡大してそれなりに利用者も増えていたし、かつてはほぼ存在しなかったアイスコーヒーが色々な店で売られていたし、当時行きつけの店や景色のいくつかも失われてしまっていた。一方でもちろん、脈々と変わらない魅力や特徴もある。
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アメリカのこと、日本のこと、自分のこと、自分たちの店のことなど、様々な焦点を合わせなおす旅だった。いまいる場所から物理的に無理やり身体を引っこ抜いてそれまでの優先事項をすべてフラットに放置した上で、イメージを超えた色んなことを体感して、二次加工以前のオリジナルに直に接することで、これまでとは異なる視点を獲得したり、忘れていたなにかに再び気づけるから旅は美しい。
色んな家族のカタチや仲間の縁に触れる旅でもあったな。心の芯に触れる炭火のような温もりが、胸のなかのどこかに灯されたままだ。
帰りの飛行機に向かうクリスの車の中で撮ったふざけた3人の写真と共に、日本から感謝のメッセージを送った。つぎはまた10年先とかにならないといいなと言うので、ウォーホルが言うようにビジネス上手くやらなきゃなと返すと「おまえはおまえの道を往けよ」と。
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ウォーホルの言葉とは、最終日前日くらいに俺がガラクタ屋で見つけてきたパネルにあった一言。
“Being good in business is the most fascinating kind of art.”

買い物帰りの俺らをリビングで迎えたクリスがなにかイイ物見つけたかと聞くので、そのパネルを見せると「カッコいい!」と気に入ったあとに、けどどうせなら「俺は自分の道行きます」と書いてMURとサインして貼っておいた方がカッコいいな、と大笑いしはじめた。
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このパネルは11/1金曜に営業を再開した際、すぐにトイレの上のほうに飾りつけた。実際俺や俺らは、今やっているこの仕事でカタチにしたいことや叶えたいことがもっともっとたくさんあるし、応援してくれる日本の家族や仲間と、この店を大切にしてくれるお客さんの気持ちにも応えたいし、アメリカの仲間や家族の許もまた数年のうちに訪ねたい。だから指針みたいな気分も含めて、アートとビジネスを頑張れそうなこの言葉が綴られたパネルを買った。
この言葉があのアメリカを代表するポップアーティストから発せられた文脈や背景をあえて知ろうとは思わないが、ときに破れかぶれの開き直りにも聞こえるこの言葉の在りようが、なにか滑稽で好きだ。スカしていながら、やけに人間臭くもある。
そしてこれを目にする度、対句のように俺はやつの言葉も思い出す。

「おまえの道を往けよ。」

うはは、忘れないよ。
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by MUЯ
comments(0)|trackback(0)|★IMPRESSION_雑感・日誌|2019-11-21_16:28|page top

#chappedskin day14 30 Wed.(旅の日記) by #BALLTONGUE

30 Wed.

7時に起き、すぐシャワーを浴びた。着おわったら捨てる用に持ってきたボロい服もすべてゴミ箱へ。30分弱で全ての仕度を整え、クリスの車に乗り込む。
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渋滞はなかなかひどかったが、予定通りの時刻に空港に着いた。Ride Appのピックアップ位置が一昨日からロータリー外に変更になった影響で、ロータリーの中は先週のあの混雑が嘘のようにすっきりと空いている。
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チェックインと搭乗手続きを済ませ、ゲート前のバーガーショップで頼んだハンバーガーが、思いのほか美味しかった。しっかりと時間をかけて厚みのあるパティをミディアムに焼き上げ、ソースも素材の食感を残しながらメニュー毎に工夫された味わいのものを合わせている。ジャガイモの風味がたしかに味わえて、ほくほくとした食べごたえがある太いフレンチフライも美味い。今回の旅ではこのタイプの店に立ち寄る機会が無かったため、最後の最後にありがたかった。
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搭乗ゲートでは席に空席が見られたため、俺と葉月の席を隣の快適な場所に変えてもらい、あとは飛行機に身を委ねるだけだ。30日、10:35離陸。
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機内ではまずAvengersを見て、あとは寝たり音楽を聴きながら書き物をしたりして過ごした。機内の飲み物リストにあったMr&Mrs Tというブランドのブラッディーマリーのノンアルコールカクテルの缶飲料が、いい味だ。ゴツい見た目だがすごく優しいサーブをする客室乗務員のおかげで、さらに美味しく感じる。そして羽田到着。預け荷物を待っていたら届いたバッグのストラップが切れていて、歴戦の猛者のようなこのバッグすらもこれまでかと思った。日本は31日の午後2時過ぎで、今夜ハロウィンが訪れる。ここからバスで帰って、この旅はおしまい。

もう1章、続くよ。
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#chappedskin day13 29 Tue.(旅の日記) by #BALLTONGUE

29 Tue.

いよいよ最後の日。明日は朝すぐ空港に向かって帰るだけだから。
8時に起きて、冷蔵庫の中にあったリンゴを食べた。まずはSilverlake方面に向かう。途中気まぐれで道を変えたら、懐かしのCafe Tropicalが目の前に現れた。迷わず車を止め、店内へ。内装やレイアウトはだいぶ変わっていたが、照明の雰囲気や特大のチョコチップクッキーなど、変わらずに残るDNAがたしかに在る。そして何より自由で独立精神やアート性を感じさせる客層が、そのままだ。
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ここは14年前ジョーイと出会った場所。The Rage Against The Machineの有名なアルバム、Battle of Los Angelesのカバーアートを描いたグラフィティーライターの彼と俺は、その場ですぐ意気投合し、それから1ヵ月半ほどあるアートプロジェクトに関わって行動を共にする。俺にとってはストリートアートの師みたいなヤツ。残念ながら今回の旅の間での再会は叶わなかったが、その場の写真とメッセージを送り、またいつかの再会を願った。
買い物も済ませておきたいので、コーヒーカップが空いたらまた外へ。

近くの古着屋や服屋で、店で使えそうなものや記念になりそうな服などもついに発見した。この国ではよく何故か、希少でクールなLevi’sの新作が埋もれている。
遅めの昼飯はSiete Maresに向かい、心ゆくまでタコスとブリトーをほおばった。この旅で唯一、2度訪ねた店となった。ちょうどTaco Tuesdayでフィッシュタコとかは少し安くて、前回は付かなかった素揚げしたグリーンペパーが添えられている。これ美味しい。
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すこし移動して、近くの良さげなレストランにも入った。カフェかと思ったが、SAGEという名の菜食系レストラン。天井が高く、温かみを加えたインダストリアルな内装がいい。
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そしてEagle Rockを経由してOld Pasadenaへ。Goya Cafeはもう無かったが、そうだった建物はまだあった。アプリパーキングしか見つからなかったため、Old Pasadenaは車で流すだけにして、この旅の前半を過ごしていたSan Marinoのあの家のそばへ。そこでヒトミに電話してみたら、出た。クリスからヒトミがPasadenaに住んでいると聞いていたので、住所を聞くとここから10分南下したあたりだ。もう返却する予定だった車のエンジンをもう一度かけて、すぐ向かう。
ヒトミはヒトミを犬化したような犬と一緒に、通りに迎えに出てきてくれた。
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葉月を見るなり喜んで抱きついている。猫も3匹飼っているというので、それを見がてら家にあげてもらうことにした。ヒトミは俺らが代々木公園にフープを持ち込み、毎週末コートを作ってバスケしていた頃からの仲間で、こっちに住み着いてもう10年近く経つ気がする。あの頃のS.H.Uの仲間の話や、お互いの仕事の話、こっちの仲間の話や、今回の旅のことなど、話は尽きなかったが切り上げて帰らなきゃだ。
帰りにみんなで写真を撮るかってなったら、ヒトミが突然俺の腕に犬を渡した。そしたらその犬が落ち着かなくなって暴れ、隣で大人しく葉月に抱えられていた猫も驚いて暴れだした。面白い写真が撮れた。
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再び来た道を北上し、enterpriseに車を置いてカギの返却も完了。あとはLyftでクリスの家まで帰る。今回の運転手は香港系のエイジアンアメリカンで、いろいろと話しかけてくる。
とくに興味深かったのが運転手視点でのUBERとLyftの比較で、ちょうど聞きたかった話がいろいろと聞けて良かった。彼いわくだが、Ride Appのドライバーはこれだけで生活できているらしい。うちの店もUBER EATSの恩恵は提供側として受けているが、このサービス形態もいずれ入ってくるのだろうな。
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もう荷造りは済んでいたので、最後はクリスと葉月と3人でパーティーだ。たくさん笑って、たくさん話して、先日買ってきたビールやクリス所蔵のウイスキーを飲んだ。こいつとの関係は、お互いがお互いの家族と深く繋がりがあるところもどこか特殊で面白い。バスケットに始まった縁と、それぞれの関心や行動が奇妙に連なってこうなったが、他にはあまりそんな交友関係は思いつかない。昨夜のRoscoe’sの持ち帰りや、冷蔵庫から出てきたサラミなどもあって、ツマミも充実していた。
そして眠り、翌朝を待つ。
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〓●BALL TONGUE●〓 オンラインストア(*BTオリジナルアパレルやDEAD FRESH CREW、各種輸入品や雑誌など)
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#chappedskin day12/たどる記憶なぞる記憶 28 Mon. by #BALLTONGUE

28 Mon.

2人とも9時くらいに目を覚ましたので、近所のカフェで朝食をとることにした。「もう出かけてしまうの?」とキッチンで1人家事をしていたアチャラが聞くので不思議に思ったら、彼女は今日の昼すぎからフライトアテンダントの仕事に復帰して来週まで戻らないらしい。感謝を伝え、葉月からプレゼントも渡して、車で10分ほど走ったところにあるHighly Likely Cafeというところに着いた。抜け感のあるオシャレさと、高品質な食材を丁寧に調理した感じのあるカフェ。コーヒーが美味しいし、グラスとホルダーの使い方も面白かった。紅く色づけたブロッコリーのピクルスやごまの用い方も新鮮だし、ヤレ感のあるホーロー皿もいい。商品のディスプレイや値段の表示のしかたもうまかったな。
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続いてコリアタウンへ。クリスやジェンが、この一帯がお洒落になりつつあるというので向かってみることにしたが、かつてこの地域の学校に通い、一時住んでいた身としてはにわかには信じがたい。14年前は月400ドルで風呂トイレ共同のホステルを借りていたが、クリスいわくいまは1500ドルくらいの家賃が要る地域になったとか。
着いてみるとたしかに2人の言っていたことが理解できた。昔はほんのすこしだったビルがビル群になって拡大していたし、飲食店の数も周辺路地を含めて増えている。
まずは学校のあったビルに向かい、そこからよく行っていたRalph’sに入った。クリスと家で一緒に飲むためのビールを買い、Giannisがカバーのスニーカー雑誌があったので、それも店用に購入した。あの頃よく食べていたサンドイッチこそ無かったが、日常を過ごした場所が変わらぬ姿でいまもあるのはありがたい。
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かつての住居は町の景色自体が変わり過ぎてわからなくなっていた。そのそばにあった韓国料理屋やモールの残影はあったから、たぶんあの辺りだとは思うのだけれども。
ダウンタウンLAのファッションディストリクトの辺りも近いので、車をそちらに向ける。変わらぬ活気と生命力を感じる地域。ホームレスがとくに多い地域でもあるが、彼らの住処のなかで1つ、とても面白いものを見つけたのでいずれなんらかのカタチで紹介できたらいいな。
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車を駐車場の屋上に停め、MEX PERU GIPSYという店が美味そうなので入ってみる。音楽も料理人も店員も文化も、こてこてに本物のメキシコとペルーで構成された店。海鮮料理のプレートを頼んだが、この店もアタリだった。
ヘアメイクグッズの店で面白い店を見つけて、そこに割と長居していた。別の店ではiPhoneスキンでサンタムエルテをモチーフにした良いのがあったので、前にダイソーで買った100円のをようやく外してそれに付け替えた。
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EARTH BEAN COFFEEという壁のサインと木のテラス席が目にとまり、休憩がてらそのカフェに入る。職人気質っぽい白人バリスタがカウンターの向こうにおり、ドリップとコルタードにマフィンを1つ頼んだ。ドリップは普通だがたっぷり飲めて良い。湯のみのような器で出てきたコルタードは、口あたりがまろやかでほろ苦くて美味かった。ベリーを惜しげもなく詰め込んだマフィンも美味い。ロゴの配置など含め、細部にこだわりを感じる店だった。
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日が落ちはじめた頃、車をまた少し走らせてリトルトーキョーへ。ここには目当ての店がある。クリス家とは毎年クリスマスプレゼントの贈り合いをしているのだが、その送られてくるギフトに近年ときどき入るようになったJapangelesというブランドがずっと気になっていて、ようやく行くことが出来た。小さな店内には様々なアイテムが小綺麗に展開されている。文字通りJapanとLos Angelesの繋がりをテーマにした商品が多く、ひと通り眺めて店員に話しかけてみる。ここに来た理由と自分たちが東京で店をやっていることを話すと、感じのよいそのジョーダンという店員は「Instagramある?」と。
basketballcafeのアカウントを見せると、彼は少し息をのみ驚いた顔をした。そしてこう話しはじめた。「おーーー…、なんかブッとぶな。俺4-5年前に東京に仕事で行ったとき、一緒に行ってたやつがかなりバスケに入れ込んでるヤツで、ある場所を通った際に「おい、バスケットボールカフェ」ってかいてあるぞ!」って言ってさ。そこ毎日通る必要があったから、毎日そのサインを見上げながら数日過ごしてさ。店は夜だけ?いや、この感じはすげー。もう、つぎ東京行ったら、俺必ずここに行かなきゃな。今度はそこで会おう!」と。
買おうと思ってた商品もいくつかくれちゃうから、友人へのギフトの分だけお金を払って店をあとにした。
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小腹が空いてきたので、Prime PIZZAという店でチーズピザ1切れとルートビア。ここも良かった。かりかりのクラストは、食べたいピザの食感がした。
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ここから東に橋を越えると、Boyle Heightsという地域がある。ニューヨークに引っ越すまでのLA最後の時期に住んでいた場所で、楽しいこともストレスも両方感じた思い出の色濃い町だ。
その橋は前と変わらぬようでいて、中央に線路らしきものが敷かれている。疑問に思いながらさらに進むと、駅まである。
家のある一帯に向かう角にあった99セントストアがまだ存在していたことに驚きながらさらに直進していくと、随分と雰囲気が明るくなっていることに気づく。かつては檻で囲われた店と割れた窓ガラスと糞尿の匂いのする暗い町だったのに、いまは日が落ちたあとでも人が外で寛いでいられる様子だ。さらに奥まで進み、かつてバンリと行ったFOOD4lessまで行くとさすがにあの頃の薄暗い闇が広がっているが、電車というインフラと資本の開発によって、その前線がここまで後退したのだという印象を受けた。
当時住んでいた家は見つかりそうで見つからなかった。見つけたところで、急にあの頃の友人に会えるはずなどまず無いのだけれど。
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家に帰ると、何組も泊まれるデカい家にこれからしばらく1人きりになったクリスが、嬉しそうに「おかえり!」とドアを開けてくれた。やつは、裏庭に飾りつけたソーラーランプのひとつを葉月に持たせてくれた。ジャムボトルのようなデザインで、薄暗くなってくると自然に点くやつだ。というのも、この間の日曜にこの家でBBQをやった際にデイブに確認して発覚したのだが、俺は14年前にもこの家を訪れていたという事実があった。その当時、俺はしばらく住まわせてもらっていた彼らの家を離れ一人暮らしをはじめようとしていた。デイブはそんな俺に使える生活用品があるのではと思い、彼の母親が暮らした後空き家になっていたこの家に、ある日俺を連れていき宝さがしをさせてくれる。そこで俺は3つ見つけた。小さな手鍋と、分厚いキャストアイアンの大鍋と、新品のポテトマッシャー。手鍋は帰国時に置いてきてしまったが、大鍋とマッシャーはいまもうちの店で活躍している。いまのクリスのこの家は俺にとってのあのときの家を改装して綺麗にしたものと判明したから、その体験談とキッチン道具の話を気に入ったクリスが、さらに彼からの付属品をうちの店に増やしたくなったようだ。
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部屋ではそろそろ帰国も近いのでパッキングを済ませ、また腹が空いたので遅い夕食に近所のPico沿いのRoscoe’sに車を出した。オバマ前大統領が来店したという店内は、彼と従業員たちの記念写真が店内の数ヶ所に誇らしげに飾られ、奥には彼のサインが入った店のロゴTシャツと、そのときの伝票が額装して飾らせていた。このそばにはかつてRodeoという道があったが、この地域への来訪を記念していまはObamaに改名されたと以前ジェンが教えてくれた。
夜遅い時間だったが、店内は黒人中心に盛況だった。適当な格好で外出する人間が大半なLAにおいて、思わず写真を撮りたくなるほどお洒落でクールなヤツが突然2人もいて不思議だった。照明のピンクのネオンが、店内に独特の落ち着きと非日常感を同時に生み出している。
頼んだのは人気メニューのScoe’sというフライドチキンにメープルたっぷりのワッフルが組み合わさったセットと、グレイビーソースを添えたフライドチキンにGritsという麦をかゆ状にしたものやビスケットを組み合わせたセットにレモネード。このレモネードが美味いし、チキンと相性がいい。味もボリュームも大満足で、2人でむしゃむしゃと食べ続けた。
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帰宅したら眠ろうかとも思ったが、そろそろ仕事としてのSNSくらいはやらないとと思い昨夜のDFCの晩飯会のことをポストした。するとすぐバンリからDMが来て「いまLA?」と。そうだよと答えると「水曜にそっち着くから一緒にLACとSASのゲーム行こうよ」と誘われる。俺らは水曜の朝帰ってしまうから、その誘いには残念ながら乗れなかったけど、叶ってたらそれも面白かったな。13年前だかに3人で一緒にマジソンで観た、NYKとCLEのゲーム以来の再結集だったのに。その後も書き物とかしてたら、寝るのは5時くらいになってしまった。
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#chappedskin day11/ファミリーアメリカ 27 Sun. by #BALLTONGUE

27 Sun.

めちゃくちゃご飯が豪華な日だった。昼は俺らが泊まるクリス邸にクリスの両親が訪れ、バーベキューランチをする。
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裏庭でクリスが肉を焼き、強すぎる火で焦げた箇所を俺がハサミで切り除いていると、クリスの両親がやってきた。彼らは彼らで、内側のキッチンでなにかを料理している。父デイブのTシャツはなにか見覚えがあるなと思ったら、俺がクリスとの共通の職場“くふ楽”のために、十数年も前にデザインしたものをしれっと着ていた。彼は真面目な人柄の中にそういう茶目っ気があるのがいい。
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バーベキューはどれも美味かったが、とくに骨付きリプとチキンが美味かった。その後しばらくリビングで団欒をして、結婚式のときのことや今回の旅のことや、いろいろな話をする。
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そして名残り惜しかったがこのパーティは解散。
続いて俺と葉月は身支度をして、車でGardenaへ。すこし時間があったので途中近所の店に寄るが、目ぼしいものは特にない。
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そして着いた先は、DEAD FRESH CREWのジョニーの家。前に車を停めると、まずお母さんが優しい笑顔で出迎えてくれた。「ジョニー、お友達よ」と彼女が呼ぶとすぐ、にこにこのジョニーがハグしに来た。キッチンからはすでに美味しそうな料理の匂いが立ちのぼり、歓迎の空気がリビングを充たしている。いろいろな人を紹介されたが、たくさんの人がこの家と2軒どなりの母の姉の家から集まっているので覚えきれないほどだった。
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料理はクロワッサンをメープルに浸してオープンで焼いたもの、ビーンズのスープに米を混ぜたもの、マックアンドチーズ、ホットチキンウイングに、カリッカリの大きなフライドチキンなど!
どれも伝統的な家庭料理で、しかもプロ並みに腕がいい。なんだかチキンを食べる機会の多い今回の旅だが、彼女のフライドチキンが一番だと思った。とくに皮の揚がり具合がこれ以上なく絶妙で、道標になる味がした。このマックアンドチーズもまたいつか必ず食べたい。

ジョニーとはDEAD FRESH CREWをはじめた頃の話やバスケットボールについての話などをして、その後作業場を見せてもらうことになった。ガレージを改造したその場所に入ると彼の兄ウェインが「DEAD FRESH CREWのラボへようこそ!」と。ところどころにクリエイティビティの欠片が散らばり、ワクワクしながらずっと仲間と寛いでもいられるような場所だった。
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壁にはよくInstagramなどで見ていた大きなアートワークが描かれていて、その隣には世界地図が貼られている。ジョニーがマーカーを渡してきて東京の位置にMURのサインをくれというので書き込み、続いて葉月も書き込んだ。
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ちょうどやっていたレイカーズとホーネッツの試合を、どこからか持ってきたラップトップでみんなで観戦したり、服を数着くれると言うのでその場で着こんだりした。支えあう家族や友達のあたたかさを感じられるひとときで、ジョニーも葉月もずっと幸せそうににこにこしている。太平洋を挟んだ仕事仲間という関係がファミリーになった夜。途中でオリジナルメンバーの1人スナックスも合流し、みんなと来年の東京での再会を約束して別れた。いい1日だった。
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#chappedskin day10/3つのヤード 26 Sat. by #BALLTONGUE

26 Sat.

昼頃まで寝るつもりでいたが、9時くらいにアチャラが申し訳なさげに起こしに来た。どうも、俺らのレンタカーがデカすぎて車が出せなくなってしまったらしい。謝ってカギを渡し、そのまま眠れなくなったので起きて書き物をすることにした。今日はケビンとジェンと、スポーツバーに行く約束がある。昔連れていってもらったESPN ZONEがすごく良かったのでそこに行きたかったのだが、残念ながら2年前くらいに畳んでしまったらしい。そこでダウンタウンのYard Houseという店に3時半。酒を飲みたいから車は使わず、メトロで行くことにしてある。
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早めに着いて周囲を散策できればと思い、1時間以上早めに出た。よく晴れた昼の道を駅に向けて歩く。途中にヤードセールの張り紙があり、さらにしばらく歩くとその会場の家に着いた。空き家の全財産処分で、まず軒先で車が売られている。2001年式のBuickが4100ドル。そして家の中のすべての物には値付けがされており、さらに半額になっている。年代もサイズも趣味嗜好も多岐にわたる品目が揃っており、骨董品屋でもお目にかからないヴィンテージ品がかなりある。どんな家族が住んでいたのだろうかと想像が膨らむ。色々持ち帰りたい願望をどうにか抑え、あまり嵩張らないキッチン用品と衣類を少し選んで、まとめて10ドル払って抱えて出てきた。
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LAのメトロも14年ぶりで懐かしかった。匂いとか、音とかも。待ち合わせには時間ちょうどくらいに着いて、すでにテーブルにはケビンとジェンと2歳の娘のシェルビーがいた。
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まずPOKE NACHOSという、彼らのおすすめが来た。ケビンは白人SUSHIと面白おかしく紹介していたが、シンプルでポップで実に楽しい味がする。
そして俺はNASHVILLE HOT CHICKENというメニューを頼んだが、すごく好みの料理が来て大当たりだった。スパイシーでカリカリした大きめのフライドチキン2切れと、メープルとバターのしみ込むパンケーキ。箸休めのピクルスがまた美味い。
ビールは1杯目はBeachwood mocha machineというほろ苦いコーヒー味の変わり種。2杯目はケビンが飲んでいた特大のフラスコ入りギネスにした。ジェンが自分で頼んだトリュフ入りのハンバーガーを、俺らにも一口ずつ切り分けてくれたが、それもとても美味かった。
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店内に無数にあるモニターでは主にNFLをやっており、そのうちの1つをNBAのMIA@MILに変えてもらって見ていたが、ゲーム終了間際に店のマネージャーがチャンネルを変えてしまって結果がよく分からなくなった。かつて見知った頃とは違ってNBAに夢中な葉月の姿を、ジェンとケビンは面白そうに観察していて、最後には吹き出してしまっていた。
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昔と変わらぬ愉しい食事を終えて店を出て、ジェンの運転で彼らの家のあるパサディナ近隣へと向かう。その北の方の裕福な一帯の、ハロウィンのハウスデコレーションを見物しに行くことになった。途中ドライブスルーの店でペーパーバッグ入りのModeloを買い、着いた目的地はたしかにもの凄い。ひとときの仮装にこれだけの気合いを注いだ家々は、そうそうお目にかかれるものじゃない。何軒かの家は、庭の中にまで立ち入らせてくれた。木曜のハロウィン当日に向けて、最終仕上げに余念がないオーナーたち。最盛期にはある家がHaunted Houseとして中心になり、一帯をハロウィンエリアとして著名なものにしたらしい。人々を愉しませるために、全力以上のものを尽くす彼らの姿に感銘を受けざるをえない。
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ケビン&ジェンの家では、NBAを見ながらのんびりと過ごした。シェルビーの仕草が、まるでリロのようにいちいち可愛い。彼らとの時間が心底小気味よいものだと俺は知ってて、またこうしてそこに訪れることが出来て嬉しかった。
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帰りはそこそこ離れたクリス邸までジェンが送ってくれて、愉しい一日が終わった。今夜から寝床は、奥の客室。


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#chappedskin day9/メルローズとホラーナイト 25 Fri. by #BALLTONGUE

25 Fri.

昼前くらいに起きた。パンとベーコンエッグをかじっていると、リビング周りが荷物を広げてバタバタしている。ここに泊まっていたアチャラの友人たちが帰国する日のようだ。俺らはすぐ出かけようかと思ったが、重要なオンライン面接を終えたクリスが一緒に飲みたそうにしている。
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俺は車を出すので飲むわけにはいかなかったが、葉月が一緒にビールを数本空けて、夕方くらいに出ることになった。
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かつてよく行った町のひとつ、Melroseに向かう。日が落ちて暗くなった町並みを、駆け足で往復して見てまわった。Fairfax highの向かいのよく行ってたカフェは、建物の面影を残して別のカフェになってた。車に戻る道すがらでももう一軒、そうなってしまってた店があったな。ネイルとかバーバーとかタトゥー屋とか、身だしなみの店が多くなった印象がある。ショーウィンドウはハロウィンの時期らしく、徹底したコスチュームのディスプレイが目立った。
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最後に見たことのないスタイルのアイスクリームを出している店を見つけて、トイレを借りがてらそこに入ってみる。COLD ROLLEDという店名。冷たいプレートに液体のアイスを薄く伸ばして、それをヘラで巻き取ってカップに数本盛りつけ、ナッツなどをふんだんに散らして、ホイップとホワイトチョコ風味のソースをかける。味も良かったし、演出とか盛りつけとかに面白さがある。店内ではちょうど、Dame DOLLAの曲がかかってた。
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そこからUniversal Studiosに向かう。DFCのジョニーに突然誘われたイベントで、何が行われるかはよくわかっていない。
30分ほど走って着いたときから、独特の活気と雰囲気があって凄かったな。大きな傾斜を上がって入る駐車場の規模の大きさや、車にギリギリな天井の低さだけでもなんだかワクワクしてきた。普段は入れない時間帯のテーマパークに入るのは、特別感があってなんだか愉しい。
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そもそも俺は、日本のUniversal Studiosにも入ったことがなく、ここがどんな場所かまるで想像がついていなかった。DEAD FRESH CREWがなにかやると言っていたし、中くらいの倉庫かなにかだろうと想像してたほどだ。そんな風に事前情報ゼロだっただけに、その規模と活気と非日常感には驚くばかり。ちょいちょいジョニーとメッセージで連絡を取り合いながら、気の向くままに園内を周遊する。初めに乗ったローラーコースターは短かった。しかし、その次に見つけたのはJabbawockeezのショー。かつてNBAのハーフタイムショーに出ているのを映像で見て好きだったから、迷わず早めに並ぶことにした。ファストパスの列がまずあって、俺らは一般客の列に並んでいた。だから入れればいいというくらいの気分だったのに、開場して席に着いて、気づいたらそこはステージ左下そでの最前列。ほどなくして始まったショーを、最高の臨場感で愉しめた。クールで魅力的で技巧を凝らした素晴らしいエンターテイメントだった。
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ほかにもTransformersなどを愉しんだが、そろそろジョニーたちにも会わなければならない。どの辺にいるのだろうと思っていたら、だだっ広い園内に人が無数にいる中、見覚えのあるロゴを着た団体が前を歩いていく。「いた!」と思い、最後尾の男に声をかけるが、もう一つのクルー所属の男だったらしくいまいちな反応。しかしその連れが「おお、おまえの話は聞いてるぞ」といい、ジョニーなら前にいると言う。全員がお揃いの黒Tを来たアフリカンアメリカンで、面識もほぼないため暗い園内ではよく見分けがつかない。あとで知ったことだが、その中にはジェニングスも居たようだ。そんな中しかし、なんとなくの雰囲気で声をかけた相手は的中でジョニーだった。短時間だがテンションの高い挨拶と会話を交わしたあと、また後で会う約束をしてひとまず離れる。彼らのチケットはファストパス付きで、同じ列に並べないのが難儀だった。
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その後もお互いに連絡を取り合いつつ、それぞれの興味ある場所をぶらつく。そして最後に合流して写真など撮るはずが、失敗した。おおかた向こうの電池切れだろうが、突如連絡がとれなくなってしまった。しばらく出口前のエスカレーター上で待ってはみたが、どうも今夜の運は尽きたようなので帰ることに。まあひとまず初対面は出来たし、今後次第だろう。
なによりこのイベントに来れたこと自体が良い。これは、Universal Studiosがこの時期限定でやるHorror Nightというイベントで、ハロウィンをテーマにした様々なスペシャルアトラクションを中心に、園内がおどろおどろしく飾りつけられて、色んなモンスターが来園者を驚かせてねり歩くというもの。その中でDEAD FRESH CREWはどうも遊んでいたようにしか見えないが、以前LAに住んでいた頃はハロウィンの時期を逃してしまった葉月も、ついに本場のそれを体感することが出来たし、俺もここのエンターテイメントの凄みを肌で感じることが出来て良かった。
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この日当初のプランはサクラメントに行ってのPOR@SACのゲーム観戦だったが、迷ってこっちにして正解だったと思う。身体はひとつ、NBAへはまたいつか。
家に帰って寝る支度をしていると、電話が復活したらしいジョニーから連絡が入っている。「やはりな」と笑い、遅い眠りについた。


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#chappedskin day8/見送ってただ眠る 24 Thu. by #BALLTONGUE

24 Thu.

母が帰国する朝になった。起きて40分ほどで支度を済ませ、クリスも乗せて4人で空港へ。
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空港はとても混雑しており、3本のレーンに車がぎっしりでなかなか進まない。搭乗ターミナルは4で一番奥。やっと前に着いて一時停車し、先に手続きを始めてもらうために母とクリスを下ろす。俺と葉月は駐車場を探して渋滞のロータリーをもう1周。すると、その途中にクリスから電話が入る。「もう手続き全部終わったから、お母さん行かせていい?」
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すこし迷ったがこの後クリスを職場に送るし、母も大丈夫そうなので行かせてもらうことにした。こうして、この旅の出国前から母が懸念し続けた“1人で帰りの飛行機に乗ること”、そしてそんな母を“1人で帰りの飛行機に乗せること”という俺のミッションは、思いがけずあっさりと終わった。
クリスをまたロータリーの途中で拾い、彼の職場に向けて車を走らせる。会社のある一帯はシリコンビーチと呼ばれているらしい。朝の渋滞はひどかったが、どうにか仕事にも間に合ったようだ。
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すべて終わってひとまず、俺と葉月は家にもどることにした。そろそろ疲れがドッと出そうなので、家につく手前のどこかで朝食をしっかり摂って、今日1日はのんびり過ごすことに決めた。
まだ10時前だったのでカフェくらいしか開いていないが、CJ’s cafeといういい名前の店があったのでそこに向かう。前に着いてみると、メキシカン食堂だった。
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入り口のバナーに載ったフレッシュジュースの一覧が良い。葉月は卵のサンドイッチを、俺はChilaquilesを頼んだ。とても好みの味だったし、料理の参考にもなった。フレッシュジュースも期待どおりの優しい味だ。
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栄養もとって満腹になり、クリス邸に戻る。
あとはたっぷり眠るだけ。
夕方になって目覚めたら、クリスの奥さんアチャラがチキンを温めてくれたのでそれを食べる。普通のかと思ったがなんか美味い。
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夜は遠出はせず2-3km圏内の店をぷらっと見て帰るにとどめた。寝床はガレージそばのリビングに移動した。
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#chappedskin day7/巨大庭園とブリトー 23 Wed. by #BALLTONGUE

23 Wed.

1週間住んだこの家とも今日でお別れ。9時に起きて荷物をまとめ、室内を片付けてチェックアウトする。
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これからの車を借りようとまたenterpriseに向かうと、場内に停めてある車はまばらだった。ウェブで一番安いコンパクトカーを予約していたが、現場で手続きを担当した女性いわく、いま貸せる車は「これ1台よ」と。
それはDODGEのRAM。最新の、シルバーの重厚感ある車体。デカい。
それをコンパクトカーの値段で貸すという。毎度不思議なツキもあるもんだと思ったが、念のため補償にはアツめに入っておいた。
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そこから家に戻り葉月と母と荷物を積んで、巨大庭園Huntington Libraryに向かう。園内には美術館や資料館や図書館なども複数あるが、そこまで見てまわる余裕はまるで無いほどに巨大。日差しが強く、肌がじりじりする。
シェイクスピア、ジャパニーズ、チャイニーズなど様々なテーマの庭を巡ったが、とくに良かったのはローズとデザート。ローズガーデンではおとぎ話の住人のドワーフのようなおじさんが、愛情たっぷりに薔薇の魅力をガイドしてくれた。
デザートガーデンでは圧巻の生命力を誇る無数のサボテン群を見ることができる。見たこともない奇妙な種類もたくさんある。
地上にはリスやウサギ、樹上にはハチドリやタカなど、この庭を住処とする動物たちが人目を憚らず自由に動きまわり、木の根のまわりには筋肉質なトカゲが這う。そんな園内で働く人たちはまるで、そこの動物や植物の友人兼仕え人のような雰囲気だ。ここにも14年前に訪れていたが、そのときには気づけなかった発見だったな。
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帰り際に入り口のカフェで食べたアイスが、渇いた体に美味しく浸みいった。
あと母がすべきことは、帰国までの土産探し。これまでも行く先々で何点か見つけていたが、その仕上げで近場の格安な店に連れていった。様々なアイテムのブランド品が安く買えるため、目を輝かせている。
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その夜の晩飯は、昔住んでいた頃の行きつけのメキシカン食堂にした。La Playita Siete Maresという名の、駐車場とキッキンの小屋と簡素なテラス席で成り立つ庶民的な店。数日前ハリウッドに向かう際に、この店がまだ健在なことを見て感激したが、今夜はいよいよそこのタコスとブリトーとの再会だ。
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ようやくアメリカの空気にも慣れてきたようで、箱入り娘のような母だがくつろいでいるようだ。やはりブリトーは感動するような美味しさで、当時の記憶も重なるから葉月の目はすこし潤んでいる。俺もタコスに次から次へとかぶりついた。コーラがまた最高にうまい。

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満足の晩餐を終えて、今夜からの宿のクリス邸に向かう。かつて住んだ彼の両親の家をすこし連想させる、住宅地の中の平屋。あらゆるところに通路があるアメリカらしい間取りで、奥さんの両親や友人たちも泊まっているから賑やかだ。リビングのバーカウンターから、クリスがビールを取り出す。やつは俺に「疲れてる?」と訊いた。俺がそうだと答えると「疲れてるとビールすごく美味いねー」とにんまり笑い、そこで久々にやつと葉月と飲み続けた。
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一番奥の、普段はクリスたちの寝室らしき部屋に泊めてもらう。明日の朝も早い。


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#chappedskin day6/SF MOMAのDON'T! 22 Tue. by #BALLTONGUE

22 Tue.

ジェイおすすめのFilzというカフェにまずは向かう。彼はThe Wall st. Journalの記事を見て、サンフランシスコから家族でうちの店を訪ねてくれた一家の青年で、他にも良さげなレストランやバーを何軒かリストにして教えてくれた。
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スケートビデオによく登場する坂の交差点を抜け、文房具屋などにも寄りながら着いたカフェはオフィス街の中心にあった。
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浅煎り、中煎り、深煎りとでそれぞれ5種類ずつくらいの豆を揃えていて、それを注文を受けてから挽いてドリップしていくスペシャリティコーヒーのスタイル。ミントやカルダモンを入れて出てくる豆が3つほどあり、興味深いのでそのうちのふたつを頼んだ。たしか、Tantalizing TurkishとSooo Goodという名前。あわせて買ったサラダに入っていた豆のペーストのHummusが、カレーのような香味があり美味かった。
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調べたら近所にSFMOMAがあるので、行ってみることにした。また美術館に行くよと伝えたら、母が嬉しそう。
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1Fに大きなミュージアムショップがあり、展示フロアは3-7Fまで。残念ながら7Fのみ閉鎖中だったが、それを抜きにしても充分に圧倒的な広さと展示量だった。DON'T!という失敗作的な手法の芸術性にフォーカスした写真展が、とくに凄く良くて、こういう姿勢のアートにこそ救いがあるし支えられると感じた。NASAの宇宙服も良かったな。建物や空間そのもの、窓の外に拡がる景色も美しかった。フロアが広いおかげで人でごみごみすることもなく、数々の作品を心ゆくまで堪能できる場所だった。
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そこからはFisherman’s Wharfへと歩く。活気あるイタリア人街を抜けたりと、興味をそそられる店や景色がたくさんある。いろんな文化の匂いが感じられて、旅は面白い。
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埠頭に着き、まずは名物を食べる。貝ではなく蟹のクラブチャウダーというメニューを売りにしている食堂があったので、そちらを食べてみることにした。3人で一つをシェアし、あとはそれぞれに袋入りのビールとコーラ。みんなが感激する美味しさだった。
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その店を出ると、ちょうど夕暮れの時間帯。沈む夕陽の光の筋が放射状に拡がる空が幻想のように美しい。舫いでつながれた船やアルカトラズの遠景が見える。100年以上の歴史を誇る海岸のレストランで夕食をとることにした。ロビーに足を踏みいれると全面の窓から海面が見渡せて、まるでそこが海に浮いているようだ。
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少し多く頼みすぎてしまったけれど、料理はどれも素晴らしい。葉月の頼んだフィッシュ&チップスの食感の見事さに感激したし、母の頼んだMarsalaとかいうエビのメニューが、ほのかな甘みや酸味のバランスが絶妙で、味わったことのない魅力があった。俺のはさっきのクラブチャウダーの直後だったため、美味いがちょっと多すぎた。
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LAへの帰りの飛行機の時間も迫ってきたので、そのままLyftで飛行場へ。SF-OAKベイブリッジの周辺は光がキラキラと瞬きとても綺麗で、とくに対岸に向けて夜の闇に架かる橋の美しさは際立っていた。
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23時に飛び立つため、空港内も飛行機も空いていた。ゲートそばのトイレまで時間外で閉鎖されている。俺は疲れていてすぐ寝てしまったが、聞くと上空からの夜景が美しかったようだ。
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格安航空機のSPIRITは、乗務員それぞれがくだけつつも誇りとサービス精神をもって職務についている感じがする。田舎のバスのおばさん乗組員のような自由な親しみやすさもある。たしかに室内は狭いけれど、前評判に聞くよりだいぶ好感を覚えた。わりと大きな犬が客席に一緒に乗っていたことも新鮮だった。空港からはまた車を頼み、パサディナの家に戻った。
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#chappedskin day5/橋を渡ってうまいピザ 21 Mon. by #BALLTONGUE

21 Mon.

3時に起きた。2時間半は寝れたはず。
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オークランドに向かう便が早朝なため、もう支度する。UBERで空港に着いたのは5時すぎくらい。Manvelというデカい体の優しいドライバーだった。そこからSPIRIT航空への搭乗手続きを済ませ、黄色い機体の小さな飛行機に乗る。空の色がカクテルのように鮮やかで綺麗。何やらラッキーシートに座っていたらしく、フリー5000マイルのプレゼントを貰った。
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朝焼けの頃にオークランド到着。LAXよりもコンパクトで小綺麗な空港だった。初めての土地はワクワクする。ここはDame Cityだし、なおさら。
BAATという電車が空港から市街地まで伸びており、それに乗りサンフランシスコに向かう。3ドルのデポジットを含む20ドルの切符カードをそれぞれが買わなければならない不親切なシステムだが、親切な駅員が裁量で運賃ぴったりの紙キップを出してくれた。
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野菜ぎっしりのラップサンドとホテルロビーの美しいトイレを提供しているカフェで朝食を済ませ、ゴールデンゲートブリッジに向かうことにする。途中、休憩がてら入ったデパートにWarriorsのファンショップがあり覗いてみたが、とくに目ぼしい物はなかった。トレードされたプレイヤーのジャージがすべて60%オフになってたくらいかな。橋へは最初バスの乗り継ぎを検討したが、母が同行しており、14年前に来たときに較べると治安や雰囲気に不安があることを考えてLyftを呼ぶことにした。以前に見た橋は霧にまみれてびしょびしょになりながら渡ったが、今回は一転して晴天の暑さの中、対岸の折り返し地点で仲良くなった警官に応援されながらの道のりだった。
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往復で喉が渇いたのでRound House Cafeというところでの休憩をして、またLyftを頼み、今度はホテルに向かう。すこしRZAのような雰囲気のあるドライバーが走る道は、綺麗で大きな家並みの区画を抜け、かすかに暮れはじめた空の下、見たことがない高さの木々が立ち並ぶ山中に入っていく。
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Sutter上のHydeストリートの側のホテルMythilaというのが宿。可愛らしいアートワークが入り口の5段ほどの階段の両脇に描かれている。しばらく待つと外出中だったらしい受付が現れ、チェックインを済ませ部屋へ。古く歴史ある庶民的なホテルといった趣で、大きな出窓越しに隣の建物のレンガ壁が見えるのがまた懐かしい感じがした。
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夜半の出発と橋の往復でくたびれ果てた母はすぐ眠りに入ったが、俺と葉月はまた喉も渇いたのですこしホテル周辺を見てまわることにした。
5時半すぎの夕方の街並みは、やはり以前よりホームレスが増えた感じがするしところどころ香ばしい。小綺麗な身なりの裕福そうな人たちも当然多く、貧富の差を肌で感じさせられる風景だった。
良さそうなバーやレストランをいくつか見つけホテルへと戻る坂の途中、右手にピザ屋があった。直感的に、うまそうと感じた。
吸い寄せられるように足を踏みいれ、具がぎっしり載ったチキンのピザを頼む。ちょうど焼きたてらしく、店員のオススメもこれだった。試しに一切れ持ち帰るつもりでいたが、気が変わってその場ですぐかじりつく。
うまい!
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今回の旅行で一番感動する食べ物だった。気分を良くし、もう一軒気になっていたスポーツバーの前を確認しにいくと、ストリートに面した大窓の席で飲んでいた夫婦が声をかけてきた。聞くと、フードは持ち込み自由らしい。良さげな店だし、なによりホテルのすぐそばにあることが有り難いので、部屋に戻るとすぐ母を誘ってまた外出。
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先程のピザ屋でピザを4種類買って、またスポーツバーへ。薄暗い店内ではPatriotsとJetsのゲームがかかっており、Patriotsが圧勝している。スポーツと店への愛を感じさせる客が店内に何組かおり、それぞれの仲も適度に良さげ。初めての雰囲気を、母も戸惑いつつ愉しんでいる。ビールも美味かったし、フローズンアイリッシュコーヒーもとても良かった。途中で疲れた母を一度ホテルに送り、俺と葉月は引き続きこのバーでしばらく酒と雰囲気を愉しんだ。チップに関するバーテンダーと客のやりとりも思い出深い。今夜はぐっすり眠れるはず。

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#chappedskin day4/ゲティミュージアムと吸血鬼レストラン 20 Sun. by #BALLTONGUE

20 Sun.

昼まではゆっくり寝ているつもりだったが、9時過ぎに目が覚めてしまった。残りの2人は休ませておきたいので、静かにしながらシャワー浴びたり、シンク片したり、ゴミを捨てたり、洗濯したりして、さらにやるコトが無くなりまた本の続きを読んだ。
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やがてみんな起きて身仕度を済ませ、今日の目的地ゲティミュージアムに向かう。北の山沿いのフリーウェイは景色が綺麗。**S*/**v*** W***のステッカーを後ろの窓に貼ったセダンが走ってて、おお!と思った。
ゲティには2時ころ着いたが、展示品のボリュームと棟数を考えると、それでも閉館まではやや足りないくらいかも。見進めるうちに、14年前には見過ごしていたブースやそれ以降に追加展示されたコーナーもあることに気がついた。また、ちょうど関心のあった信仰系のテーマに繋がる作品も多くあってすごく愉しめた。
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見終わる頃にはやはり閉館ギリギリになっていたが、どうにか良いペースでいろんなところを巡れた。葉月は以前は無かった写真のブースに感激している。母もこの場所に来れたことが嬉しそうで良かった。
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その後、ミュージアムから駐車場に繋がるトラムが混んでいて遅れるトラブルはあったが、クリス家との夕食のために彼らが予約してくれたビバリーヒルズのレストランに向かった。名前はStinking rose、妙な店名だなと思ったらニンニク料理専門店だった。
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分厚い18ozのステーキを中心に、様々な料理をたらふく食べる。葉月の肉も半分来たから、合わせて27ozくらい有って満足。ピリッと辛い生のガーリックとオイルで作ったペーストが旨くて、パンにたっぷり挟んで食べた。最終的にはニンニクを食べすぎてニンニク味がわからなくなり、デザートで出てきたゲテモノ的なガーリックアイスの味が、ただのバニラアイスにしか感じられなかった。店内も吸血鬼をテーマにしたところにハロウィン風味も交わって、独特の雰囲気で面白かった。
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母は途中、クリスの父デイブに感謝の気持ちを伝えたくて、iPhoneの英訳アプリに日本語でこう打った。「息子がアメリカにいた頃はお世話になりました」しかしそれを見せられたデイブは、コーヒーに間違えて塩でも入れられたような何ともいえない表情をしている。不思議に思って見せてもらうと画面には「My son was in trouble, while he was in the US.」(息子がアメリカにいた頃、彼の生活ははちゃめちゃだった)という絶妙にスキのない誤訳。どうしてこうなったと思ったが、説明しようにも俺は笑いが止まらない。その笑いはテーブルの隅々まで波及して、最後はみんな笑顔の思い出深いハプニングとなった。
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会食を終え、徐々に見慣れてきた道に車を走らせて夜10時過ぎにパサディナに戻る。
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一旦レンタカーを返すために近所のenterpriseに向かい、近所の写真を撮りながら徒歩で戻ってきた。明日の支度を簡潔に済ませ、805というビールを飲んで寝た。
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#chappedskin day3/結婚式のあるビーチ 19 Sat. by #BALLTONGUE

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起きてすぐ身支度を済ませ、車に乗る。ネクタイとシャツとスーツの下にスニーカー。今日はクリスの結婚式だ。
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ビーチに面した街並みの、一番ビーチ際に位置する会場には30分前くらいに到着した。ロビーでまずクリスに会えた。そして、やつの両親ノリとデイブにも。あんな心が通うハグもそう記憶にない。こんな特別な日に、また会えて良かった。
そのすぐ後に、今度はジェンとケビン。ジェンは、俺が昨日の深夜1時半に初めてメッセージを送って渡米を知らせたことに怒っている。ケビンは笑っている。俺らは相変わらずそんな関係でとても仲が良い。葉月もジェンとだいぶ盛り上がっている。その頃にはクリスの親族もだいぶ集まっていたが、みんな初めて来た母にも優しい。
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式はプールも併設した3階屋上のテラスで行われた。クリスの友人が代わる代わるユーモアしかない賛辞に友情を散りばめ、マイクを握る。彼らがよく知るクリスはそこにいる他のみんなもよく知るクリスで、誰に対しても変わらぬその魅力で接してきて愛されていることが伝わってくる。同じように、ノリとデイブもまたクリスの友人たちから愛されていた。俺も13〜14年前の記憶が蘇る。あの頃の俺にいまの俺をちょっと付け足して、アメリカの良さをカタチにしてブレンドしてくれたような2人だ。思慮深さと信念と愛情、惜しみないサポート精神と柔軟な受容性を備えた夫妻。そんなデイブも突然マイクを振られてスピーチをしていたが、尊厳があって格好よかった。
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式が進むにつれて、かつて見知った旧友とも再会できた。ラスベガスのナムとコイとか。
しきたりも演出も決まりごとも無い多様性のあるくだけた結婚式で、みんな愉しそうにしていた。
クリスの新居での2次会への誘いも数多だったが、丁重にお断りして俺らは場を後にした。
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午後4時で外はまだ充分に明るい。
まずはビーチを歩く。風が乾いてほんのり冷気を含んでいるので、まだ夏盛りのような景色だったが心地よく歩けた。3人で観覧車にも乗った。
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そして一度車に戻ろうと歩いていたら、Emily Bearという女性アーティストのミュージッククリップの撮影に誘われて3人でカメラを向いて踊った。
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最後はサンタモニカの市街地を見て歩き、アンスロポロジーとかで買い物もした。プロムナードのイタリア系カフェで晩飯をとることにしたが、どれも丁寧で上質な味で美味かった。とくに松の実とグリルした野菜とバルサミコのサラダは美味かったな。
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車に戻ったらわずかな時間超過で駐禁を切られていた痛手はあったが、いろいろ頑張った1日だった。最後にもうひと頑張りでVonsの買い出しを済ませ、帰宅してどう眠ったかは記憶にない。
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#chappedskin day2/ハリウッドとビール瓶 18 Fri. by #BALLTONGUE

18 Fri.

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起きると、補助管理人のMr.Jesusがシャワーと煙感知器の修理に来た。その後すぐシャワーを浴び、母とVonsに買い出しに出た。葉月は喉が痛く、すこし体調が悪いようだ。
Vonsに着く前に、角の家具屋にも寄った。朝10時。寿司、サラダバー、ヨーグルト、挽きたてのコーヒー、KINGS HAWAIIANのパンなどを買った。
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昼食寄りの朝食を済ませ、2人がまた寝てる間は本を読んで過ごした。その後まず母が見たがっているハリウッドあたりに出ようと思ったが、適当な手段がないので今日から車を借りることにした。歌いながらサービスの説明をする店員から車を受け取り、敷地を出る。借りたのは青いFordのSUV。違うの予約してたけど、同料金でアップグレードされて運がいい。右車線を走るのは久々だったが、わりとすぐ感覚を戻せる気がした。レンタカー屋をいきなり左折で出た以外。
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TSUNAMIカフェのある路地の前を抜けたりと懐かしい道を抜けたり、Googleナビの謎の導きによる急勾配の丘を越えたり、レンタカーと思い油断していたら途中いきなりガス欠になって給油もしたりして、ハリウッドに着く頃には日も落ちていた。
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ハリウッドハイランドのモールの中と外をぐるっと見て、The Damn Teamというクルーのストリートパフォーマンスを見て、韓国人とメキシカンの働くピザ屋で、俺はフィリーチーズステーキを頼んだ。美味かった。
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帰りのGoogleもまた謎な先導役で“HORSE XING”の警告がペイントされた暗い山道を、蛇行しながら帰ることになる。途中、もくもく煙が立ち込めて車が何十台と停車され、中心部にはネオンと人ごみが見える区画に出くわす。最初火事かと思ったが甘い香りが鼻をくすぐり、パーティーをやってるということを理解した。
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帰宅して、昨日Vonsで買ったビールの2種類目を空ける。今回の食関連でいま一番感激していることは、アメリカのローカルクラフトビールの充実っぷりだ。どれも魅力的で、種類もすごく多い。
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#chappedskin day1/乾いた空気のLA 17 Thu. by #BALLTONGUE




17 Thu.

出国も入国も、以前と違う厳重さに驚いた。飛行機は予定より10分早く飛び立ち、1時間半早く降り立った。空港までの父の存在が、家族に優しくて妙味がある。機内はほとんど映画をみて過ごした。ホテルムンバイとかX MENとか。
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LAの空港にUBERが迎えに来て、パサディナのタウンハウスに向かう。空港から延び広がる路上の地名や景色や空を見て、乾いた空気を浴びると同時に言いようもなく心がすっきりした。その体験だけで満足できるほど、感覚があの頃を映して、心の湿気みたいなものがすべて蒸発していく感じがした。
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タウンハウスは期待した通りいい所だった。近所のIn-N-Outが、今回最初の食事。同じく近所のVonsで生活品の買い物をすませ、部屋でチキンとビールを飲んでいたら急に疲れて眠ってた。
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