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部屋に着き、服を脱ぎ散らかしてようやくやり終えた実感が沸いてきた。日曜の午後11時をすこし回ったところ。パーティーの開演からはすでに28時間が経っていた。
4年ぶりの開催になった分、4年ぶんの気合を込めた。やれなかった13、14、15周年も一緒に供養してやらなきゃならんからな。オフ会予約続きの3月だったがその合間をぬって準備を進め、完璧に準備を整えたと思った前日の夜にDJブースとキッチンのアンプが繋がらずに音が出せないというハプニングに焦る。しかし、それも当日昼間の秋葉原でどうにか解決した。
DJ MIKOもSTILL BALLINも最高だった。このシーンでそれぞれが小僧のころから遊びはじめて今もやってることの結晶が、BALL TONGUEのこれまでの16年以上の歳月と絡み合ってキラキラとあの空間を覆い尽くすさまを見た。
そして乾杯と同時にMAMUSHIが自ずと叫ぶ。”東京No.1 Hardcore Basketball Community”、と。

周年パーティーは常々、それまでを反映すると感じている。直近の1年がやはり色濃くは出るが、その下地にはこれまでに培ったものが個性として備わっていくし、この店の中でも外でもやってきたことが思わぬ実りをもたらしてくれることもある。COVIDパンデミックがはじまってからの数年はやはり特殊だったし、いまも明けきった訳じゃない。けれど俺らはやり続けるなかで新たな発見もあったし数々の素晴らしい縁にも恵まれた。 代表的なのがHOOP JESUS。あれはもともと俺が毎週深夜2時くらいから、真っ暗闇の地元のコートでシューティングする習慣が祈りのようだから生まれた概念だが、それがF1 STUDIOとあのオーガナイザー一味のおかげで文化になりコミュニティになってきた。

昨年は政府や都の制約で酒も売れず営業時間が限られた期間も長かったけれど、それを逆手にとって生まれた時間で新たな動きや繋がりや発想も得られたし、悪いことばかりじゃない。いつどう在ろうとも、愉しむことが大切。 お客さんも仲間も友人も、色々な縁からあの一夜のために集まってくれて本当にありがとう。誰がいるのかよくわからないパーティーにNBAウェアとかで着飾ってきてくれたNBAフリークのお客さんたちを見ると、この店の日常と非日常が交わるのを感じられたし、ストリートボール黎明期からのボーラーやオーガナイザーなどの仲間が集えば、まるであそこがALLDAYの土曜にでもなったかのような変わらぬ心地よさがあった。




ほぼ毎週顔を合わすホームコート大慶園の仲間や、俺にとってははじまりのチームである神宮前の仲間を見るとなんだかホッとしたし、”やってるみんなで愉しくやる”という俺の働き方の原点になった飲食店時代の仲間が揃って来てくれたことも本当に嬉しかった。


同業のプロの友達が色んな所から来てくれたことも励みになったな。 うちで淹れる豆を焙いてくれているKAKUYA coffee standの二人や東京の東側のハブとなっているARISE coffee roastersと東京バイクのお二人、さらに集合写真直後に駆けこんで来てくれた浦安のディープなクラフトビール屋Shepardsの店主とそのお客さん。それとWENT. Coffeeの二人の登場には特にブチ上がった。旧知の友人が片割れでありながらそこを介してではなく、もう一人とも偶然仲良くなったらここ半年くらいで急に縁が深まった感じだが、店内のポールにボムって去ってくとこ含めやつらは最高。

この店を初期の頃から知る常連さんや工事の頃から知る長年の友人が変わらず顔を出してくれたのも嬉しいし、STILL BALLIN好きが高じてこのパーティーまで来てしまうほど攻めてる子たちとみんなのやりとりも笑いが止まらなかった。


いつも身内として俺らと一緒にやってくれる大橋akaたまごakaデビakaヒデちゃんと、今回の受付をやってくれた連とのりかもいい存在感放ってたね。



この16年と、俺らや集まってくれたそれぞれが過ごしてきたこれまでが結集してあの愉しい一夜が生まれた。 あの場にいなかった人たちも含めてそれぞれが関わってくれたから、BALL TONGUEのいまと未来がある。きっと数年経ったあとでもふと思い起こすようないいパーティーになったよ。
ありがとう。



皆が帰ったのは朝の5時半くらいだった。MIKOは9時間くらいDJをしてくれていたんじゃないだろうか…。盛り上がりっぱなしで立ちっぱなしのすごい夜だった。俺と葉月は片付けをして、SNSをやっているうちに俺がいつの間にか眠ってしまっていた。昼ごろ目が覚めて、空腹なので東日本橋の好きなケバブ屋に行くことにする。その手前に気になってたカフェも開いていたので、そこでパイを食べてコーヒーも飲んだ。 すこし散歩をしたらまだ腹が空いていたのでつけ麺屋にも向かった。すぐそばによく買出しに来る酒屋もあったので、パーティーでだいぶ無くなった酒類の補充もした。

店に戻るといよいよ体力の限界だったようで、俺はまた床に寝てしまっていた。しばらく経って起きて、タイミングが良かったのでゴミ出しだけ済ませて帰途についた。ながいながい、BALL TONGUEの夜が終わった。

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NBA連夜放映中!観戦バーチャージ等はないので、どうぞお気軽にご利用ください。 さてっ、この木場のバスケカフェブログ、はて何位??
by MUЯ
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