ゴール商人、BALL TONGUE。 by MUЯ
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花咲かじーさんってあったろ? あらすじとかは覚えてないけど、何かをばらまくとどんどん花が咲くイメージ。そんなアレ。
俺と俺らのバスケ活動の原点は、代々木に居た頃に毎週ゴール持ちこんでは作ってたこと。もう10年前になるあれでなんとなく、その後動きだす東京バスケシーンの一端は担いはじめて、あれでなんとなく、バスケはただの趣味じゃなくなった。
"バスケを盛り上がりよう"とかは実は、ほぼ考えたことがない。盛り上がってよーとなかろーと、俺や周りの仲間が愉しむための術はいくらでも知ってたから。 ただバスケが好きだから、やる仲間が増えるのはもちろん嬉しかったし、やる環境、みる環境、愉しむ環境が増えるのももちろん望ましいことだとは思ってた。そんな風にかわってく世界に居られるのは愉快だし、野心もくすぐられるしで退屈はしない。
それから数年後、バスケを核にアジア諸国を巡る船旅をしたり、バスケの母国アメリカに住みついたりして俺は、文化としてのbasketballにどっぷりと触れた。頭のオカしな仲間の割合もどんどん増えて、俺自身もますます、持ち味を自在に解放できるようになった。
 
 
あの頃の原点から、帰国後いまに至るバスケットボールカフェの6年を経て、絶え間ない変化と前進があるが、同時に変わらないものもいくつか在る。
「(バスケを)愉しむ環境と習慣がふえればいいと思う。」 この観点は10年前からおおよそ変わらないし、行動と経験を重ねたことで、むしろ根拠が深まってその思いへの興味も増している。 そこら辺にそれで愉しんでる人が増えること。それがバスケという文化の厚みや深みを支える、何よりもの礎になる。なぜそう思うかというと俺は、“文化はコミュニティのあそびの集積”だと感じているから。
コートを作るのは、もちろん環境を作ること。 ピックアップゲームのイベントや、大会を開催したり支援するのも間接的に環境やきっかけを作ることになるから好きだ。 一方、かつてdarocで発信しよーとしたことや、現在"just do that shit"で配信していることは、ある部分ではそういう環境と習慣のプロモーション。そして“そんなバスケ漬けの日々をやたら愉しく実践するコミュニティが在るぜ”ってことを、俺はいま自分たち自身を使って表現してる。見る人が増えて、何らかの刺激を与えることができたら本当に嬉しい。 俺らがやってるアパレル全般もメディアだなー。個人的な体験や出来事は、映像にしろ、写真にしろ、文章にしろ、何らかのアパレルやグッズにしろ、なんらかのカタチを得ることによって世に分散と蓄積をされていく。
そしていま、新たに環境と習慣を作る方法を得た。 かつて俺らが代々木公園の遊歩道に立て続け(*当時バスケットコートは無かった)、あるいはとある船旅でインドまで持ちこんだバスケットゴールを販売する。 そして、何よりもバスケ体験の原点に欠かせないボールももちろん販売する。 冒頭の花咲かじーさんの話はつまり、ゴールとかがにょきにょき増えれば、バスケ文化はシンプルに静かに根を張っていくだろうというイメージが俺にあるからだ。
 
 
 

 
 
船旅の頃からのよき理解者であり(*)、NBA公式球もつくるSPALDING社との提携により、今週より販売開始します。 当面は最もBALL TONGUEが注力したいアイテムのゴールとボールのみですが、トレーニンググッズや各種小物なども含めて徐々に展開予定。よろしくお願いします!
*…当時旅路の友となったいくつかのバスケットボールとシューズ、インドで使用してその後現地の公立小学校に寄贈したバスケットゴールはすべてSPALDING社(当時は社名が違いました)から提供していただきました。
☞BALL TONGUEオンラインストア
NBA連夜放映中!観戦バーチャージ等はないので、どうぞお気軽にご利用ください。 さてっ、この木場のバスケカフェブログ、はて何位??
By MUЯ
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