「ホーリー・モーターズ / HOLY MOTORS」 By Leafie
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レオス・カラックスの新作 「ホーリー・モーターズ / HOLY MOTORS」
「ポンヌフの恋人」「ポーラX」もシアター鑑賞を逃してきたので 今回は絶対観に行くと決めていた1本。


これらのポスター、、、あやしいあやしすぎる(笑)! 日本のポスターはなんかまともというか毒気抜いちゃったみたいな ポスターだったのでなんにもそそられなかったけど。 やっぱりトレイラーとか観てたら見に行かずにはいられなくなった。
始まりから不思議さ満点! そして、豪邸から子供達に声を掛けられながら車へ乗り込む ムッシュー・オスカー(ドニ・ラヴァン)の朝の場面へ。 白リモと初老の女性ドライバー。
「今日は何件入っている?」 「9つです。最初の資料をご覧ください」
資料に目を通し、 ムッシュー・オスカーは最初の案件の支度を始める。 ドライバーが扉を開けると、ムッシュー・オスカーが現れ、セーヌの橋で物乞いを始める。 リムジンの中メイクルームはもちろん、衣装など 全て揃った楽屋のようになっているのだった。 車に戻って変装やメイクを落とすと次の資料が...。 全身ゴムタイツのようなボディスーツで現れるムッシュー・オスカー。 そうそう、あの『TOKYO!』のメルド氏(ゴジラのテーマも!)も登場する。
一見、全てなんの結びつきもないような、 それが意味するところもわからないまま、 ムッシュー・オスカーは次々に姿形を変え、様々な人物を演じその瞬間を生きるのだった。 突拍子もないような自由自在の変幻ぶりに意表をつかれ、 意味するところは?なんて考えも吹っ飛ぶような展開の連続。 ムッシュー・オスカーが、 次はどんな人のどんな人生の一幕を生きるのか?と引き込まれる。 映像の美しさも手伝って、とにかく退屈しなかった。

最後のシーンまで、おぉ!みたいな。
何が現実で何が非現実なのか? 彼は実在人物ではなくメタファー的なものなのか?
たぶん漠然とした”イメージ”みたいのが観る側にあるとしたら それをどんどんぶっ壊すみたいなのが続くんだけど これが、心地よいというか わぁこうきたか、みたいな。 「なにも、そうとは限らないよな。」と気付かされる。
とにかく自由。 こんなに不思議で、ぶっ壊された感満載なのに 観賞後の満悦感と共にがぁぁぁすっごーーー! の思いに包まれたのでした。
「天才てこういう感じなのか、」みたいな。
主役のムッシュー・オスカー役のドニ・ラヴァンの 顔立ち、雰囲気ひっくるめ彼自身が不思議な感じなので どれが彼本来の顔でどれが変装なのかわからない。
 エヴァ・メンデスやカイリー・ミノーグらの出てくるシーンもとてもきれい。
たぶん、好き嫌いが相当分かれる作品だと思うけど この不思議さ奇妙さに琴線がひっかかった人には たまらない映画かと。 音楽もいいし、映像もきれいだしね。 レオス・カラックスの不気味さ奇妙さがつまった 大人ファンタジー。 今までの映画感?みたいなのが ぶっつぶされる、いや、ぶっ飛びまちがいない1本!
 映画館入口には、こんな感じで。雰囲気満点!
NBA連夜放映中!観戦バーチャージ等はないので、どうぞお気軽にご利用ください。
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さてっ、この木場のバスケカフェブログ、はて何位??
By Leafie
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