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「ソフィ カル 最後のとき/最初のとき For the Last and First Time / Sophie Calle
この展覧会は 人が「最初に見たもの」「最後に見たもの」を 映像と写真で展示。
「水に囲まれたイスタンブールの街で、 まだ一度も海を見たことがないという人々と出会った。私は彼らの最初の時を撮影した。」 -ソフィ・カル「海を見る」(2011年)
一階に展示してある「海を見る」は、 生まれて初めて海を見た人々を後ろ姿から捉えその瞬間を映し出している。 12の画面にそれぞれが驚きとともとまどいともつかない 不思議な表情を捉えた映像作品。
ドキュメンタリー番組なんかで見るよくみる感想やリアクションとは 全く違うものがそこには映し出されている。
「海を初めてみる」
.jpg) 「海を見る」(部分) 2011年、ヴィデオインスタレーション ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
.jpg) 「海を見る」(部分) 2011年、ヴィデオインスタレーション ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
水に囲まれたイスタンブールに暮らしていながら、 海を見たことがないという人々。 それは、実は「海を見にいくことすらできない」 「海を見る情報手段も持っていない」貧困層の人々のこと。
そこには、初めてみた者の声、音はなく ただ波の音だけ。 初めて見る目の前の「海」に対しての その姿は、喜びや驚きよりも とまどいの表情の人の方が多い。涙を流す人もいた。
2階には「最後に見たもの」 各部屋に数点ずつの作品が展示。
「私はイスタンブールへ行った。私は盲人の人々に出会った。 多くは突然視力を失ってしまった人々だった。 私は彼らに最後に見たものを説明してくれるように頼んだ。」-ソフィ・カル「最後に見たもの」(2010年)
作品名通り、そこには 何らかの事故や病で突然、目が見えなくなった人々の 写真作品が。
.jpg) 「最後に見たもの」 2010年、カラー写真 ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
その写真は、盲目となった今現在の姿と、 それぞれに最後に見たものの記憶を話してもらい 今もなお消えていきそうになる残像を遺したい、 苦悩する様子が語られている。 そこから近いイメージをソフィ・カルが写した写真とテキストが 一緒に展示されている作品群。
ある人はピストルを撃ち込まれて、ある人は何の前触れもなく朝起きたら、 またある人は、交通事故で、と。。。 その説明は、過去の出来事として 淡々と語られているようにもとれるが どれも 観る者へヒリヒリとした痛みを感じさせる。 そして、 とても美しい作品。
.jpg) 「海を見る」 2011年、カラー写真 ©ADAGP, Paris 2013 Courtesy Galerie Perrotin, Hong Kong & Paris – Gallery Koyanagi, Tokyo
併設のショップの中で、 ソフィ・カルに関する書籍がコーナーになっており 写真と言葉によってその物語性の高い作品を制作してきた ソフィ・カルの作品はどれも、興味深く面白いものばかり。
そうそう、 訪れた日は閉館後にウエディングパーティーが行われたらしく 開館中、タキシードや正装した人たちが あちらこちらに。


ここにくると、 帰りはきまって(笑)いつも雨。 この日も、門を出た頃には やはり☆雨が落ちてきていました。
NBA連夜放映中!観戦バーチャージ等はないので、どうぞお気軽にご利用ください。
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さてっ、この木場のバスケカフェブログ、はて何位??
By Leafie
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