少年から少年のまま大人になる。DEAD FRESH CREW "manga"ゲームユニフォーム発表! by MUЯ
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世界にさされよ。 そう願って創造した。


モノゴコロついてから、ずっとソレは日常に在る。 俺ら日本のキッズの、共通するルーツとなってる。
そして今やソレは、世界標準だ。 Dragon Ball(ドラゴンボール)、Captain Tsubasa(キャプテン翼)、Slam Dunk(スラムダンク)、"Ghost Files(幽☆遊☆白書)、One Piece(ワンピース)、Naruto(ナルト)…。 JUMP勢だけ挙げても強力な、Mangaカルチャー。
 この写真のやつはアメリカ住んでた頃に買ってみたやつだけど、翻訳の手間やタイムラグもあるから掲載作品数も少なくて薄い。もちろん週刊でもないし、もう日本では連載終了してた作品もなぜか載ってた。
俺らが週のはじまりに最新のストーリーを愉しむのは当たり前になってるけど、世界中のMangaファンからしたら羨ましい限りかも。 あの3色のザラザラした紙でできた分厚い本の質感や、書き文字の味わいも、改めてクールなもんだよね。
そのJUMPをコラージュしたこのゲームジャージは、そもそも昨年の春からつくりはじめた。 L.A.のDEAD FRESH CREWの首領Johnnieがある夜、 "明日は確かじゃないから、いま俺は必死にペインティングする"ってつぶやいた。
共鳴するものを感じた俺は、 "わかるぞ"と返した。
夢追い人の葛藤や焦燥。 夢と運と磨いた才が自分を愛してくれて愉しいときがある反面、立ち往かなくなりそうな境遇や情けない状況に焦ったり苛立つときもある。すべてが限りあるのも儚いのもまぎれもなく事実だから、なおいま動きつづけることでしか安らかになれない心がある。 俺らみてーのはいつもそう、もがいてる(*struggle)よな…って話だ。
するとJohnnieから、この"struggle"をテーマにコラボしてみようともちかけられた。 自分をみても周りの仲間をみても、これ以上に馴染みのあるテーマはそう有りはしない。 "イイよ、やろう"俺は快諾をした。
いくつかのイメージをスケッチや言葉で交わしあって、割とイイ線のようでいて、まだなんかヨワいなーって感じで創作は進んだ。
ところがそんなある日、俺は、死にそうになった。。。。 店の忙しさやらfutureballやら映像制作やらユニフォーム屋やら、詳しくは憶えていないけれどいろいろ重なって身体を追い込みすぎていたんだと思う。最後の日は猛暑の平塚ビーチでチームのバスケ映像撮って、夜は仕事で店戻ってフランスに帰る友達を迎えてた。 で、帰宅。やけに具合悪く感じたが、寝てるうちに治るだろうと思った。 ところが治らない。ますます悪くなっていく。 一日の自宅療養を経て、その翌朝俺はさらに朦朧として憔悴しきっていた。自力での回復はかないそうにないから、フラフラしながら自転車こいで近所の総合病院に向かった。そっからしばらくはあまり記憶にない。

俺はしばらく入院することになった。処置があと2時間くらい遅れていたらかなり危うかったと言われた。 みっともないし恥ずかしいしで、俺は潜伏することにした。頑張っていられたはずの日常に自分が居ないのは不快だから、SNSはすべて閉ざして、本当にわずかな仲間だけに事情を連絡した。でも一方で、日常に戻ったらすぐ勢いを出せるように色んな下地作りや細工に精を出した。余談だが、小説のようなBALL TONGUEメニューブックづくりも@basketballcafeアカウントの飯テロリスト化もこの時期に行われている。 聴く音楽とかも、この時期だけはなぜかいつもと違ったな。。。 新たな趣味が拓けたし、それに関する書籍が病院の本棚にあって読みふけってた。
非日常的だったと思う。旅とかともまた違う、いろいろシンプルで淡泊な不思議な日々だった。

けれど当然、はやく退院したい俺の日常との感覚的な繋ぎ目のひとつはJUMPだった。がらっと違う日々の過ごし方の中で、それまでの日常のルーティンをわずかでも取り入れられるとなんだかほっとした。
そしてこの時期の俺は実際、これ以上ないってくらい"struggle"を体現していた。 だから、
降ってきた。
俺は寝相が悪すぎて、点滴の針がよく抜けた。その血のしみがついた白いシーツの上には、スケッチブックとはさみとのりと、JUMP。 ベッドの上にあぐらをかいて、細長い帯状にJUMPを切っていく。 紙の色彩のバランスと、切り出されるイラストの面白みを考慮しながら、スケッチブックの1ページの上から順にその帯を貼っていく。 ひらがな、カタカナ、漢字、数、アルファベット、全て散りばめたい。 擬音の書き文字やキャラクターのまなざしで、心を揺さぶりたい。
世界できっと、わかってくれるはずだ。






フロントはDEAD FRESH CREWロゴとBASKETBALL CAFEロゴ。 背中にはRYOD(Right Your Own Destiny)を意味する記号ロゴと、DEAD FRESH CREWのシグネチャーナンバーである86。 さらに裾とパンツの腰の後ろにRYODの手描き文字も配置。
Right Your Own Destinyとは、“自ら在るべき道を辿れ”というメッセージ。 NBAプレイヤーBrandon Jenningsも指にタトゥーで刻む生きざまの指標だ。
いいデザインが出来て、退院後はそれを現実のモノにするのに苦心した。 とくに色彩が重要だから、何度も海外の工場でのサンプル刷りを繰り返し、気づけば企画着手から1年以上かかったな。
完成! 俺らは少年から少年のまま大人になる。yurp!!!! *7/31(金)24:00まで、第1次オーダー受付中!
☞DEAD FRESH CREW "manga"ゲームユニフォーム
受注生産となるので、納品までは締日より6週間ほどお待ちくださいませ。 BALL TONGUEオリジナルグッズ、オンラインストアでも好評発売中♪
NBA連夜放映中!観戦バーチャージ等はないので、どうぞお気軽にご利用ください。 さてっ、この木場のバスケカフェブログ、はて何位??
By MUЯ
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