「ジャック=アンリ・ラルティーグ~幸せの瞬間をつかまえて~」 By hojaluna
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「ジャック=アンリ・ラルティーグ / 幸せの瞬間をつかまえて」
今から100年前の20世紀初頭、日記を綴るようにカメラを撮り続けたフランス人 ジャック=アンリ・ラルティーグ

”ぼくの~”で始まる写真のタイトルに、いつもの写真展とはまったく違う印象を受ける。 それは、否定的でなく肯定的なもの。 展覧会でよく見かける、長文のボードはそこにはなく、本当に彼の日記を見るような感覚だった。
”ここは、どこなんだろう?なんか楽しそうだな。” という感じは、作品というより、面白い写真を見ているよう。 自転車で、坂を勢いよく走って転んだ瞬間や レーシングカーのスピード感を捉えようとしてみたり。 心霊写真風に撮るのが流行っていた時に、撮った亡霊写真など。
 ルザ 1907
 幽霊になったジスー、ヴィラ・マロニエにて シャテル=ギュイヨン 1905
 ボブに乗るジスーとマドレーヌ・ティボー、それを見守るフォルテット夫人とタターヌとママ、ボブのレース ルザ 1911
絵を描いたり、映画撮影にも参加していたラルティーグにとっての写真。 それは、強い好奇心とユニークな発想から生まれ 観ていて思わず、声を出して笑ってしまう作品もたくさんあった。
 我らが椅子跳びチャンピオン オレオ・ヴァン・ヴェルス(ビシュナードの弟) ルザ
 フォルテット氏(呼び名はブリット)と彼の犬チュビー パリ 1912
自分のまわりの日常や、大好きなひとたちとの楽しいひとときを残したい! そんな写真に溢れている。
 ぼくの猫ジジ コルタンベール通り40番地 パリ 1904
 マルディ=グラの仮装をしたブブット、ルイ、ロベールとジスー パリ 1903
今と違って、撮る時間がかかったり、出来上がるまでどんな風に撮れているかもわからない。 彼は、その時感じたことでなく、”風がとても強くこの方向に吹いていた”といったような状況を日記に書き留めている。 イラスト入りの日記の一部もいくつか展示されていたのだが、 それらは、あとでみても状況がよくわかるものでどれも、学校の授業で書き取るノートに似ていた。
 1912年8月12日・13日の日記 1912
カラー写真の色味も、その陽射しなど細部まで感じられる素敵なものばかり。
 ボーソレイユ 1958
 フロレットの手 ブリー・ル・ネフィユ 1961
ラルティーグ制作の無声映画「妖精と盗賊」 (1914)という作品では、 彼の家族が総出演。 わいわい楽しそうに撮ってるのが想像できて、とても微笑ましい。
撮る楽しみは、今も昔もかわらないんだな。 とても楽しい展覧会だった。 またあったら、行きたい。
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