アスファルト/ASPHALTE By hojaluna
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今年のフランス映画祭でも上映されたこちらの作品。
アスファルト/ASPHALTE

舞台は、フランスの郊外にある寂れた団地。 足を怪我し車いすの生活になってしまった中年男性スタンコヴィッチ。 深夜に食料を買いに出た病院で夜勤の看護師と出合い、自分は写真家だと嘘をついてしまう。

一方、母親と二人暮らしのかぎっ子青年は、隣に越してきた女性とぎこちなくあいさつを交わす。 その後彼女がかつては人気のあった女優だと知る。

そして、団地の屋上にはNASAの宇宙飛行士が不時着。 服役中の息子を持つアルジェリア系移民の女性の部屋に身を寄せる。

それぞれ別の階に住むひとたちのみっつの物語。 3人3様の出合い。そしてその出来事が、かれらの毎日に変化をもたらしてゆく。 団地に住む彼らを描く共通点で、唯一描かれているのは、どこからともなく聞こえる不気味な音。 そして、アスファルトのようないろの曇り空。 どのストーリーにもその場面が出てくる。

いつ頃のはなしなのか。。。 現代の設定なのだろうけど、宇宙飛行士が載っているロケットとか、なんかどこかノスタルジック。 TVで流れている映画も「マディソン郡の橋」の仏語吹き替え版が流れていたり、 家の電話も今はあまり見かけないタイプのもの。

あと、iphoneやパソコンも一切出てこない。NASAへの連絡を電話でしてたものなぁ。 と、そんな感じにもかかわらず、しっくりきていた。 それは、~時間が止まった空間~としての団地を印象付けてるようだった。
置かれてる境遇、職業、そして世代もバラバラ。そんな中、みんな何か孤独や閉塞感を抱えながら共に過ごすときの中で、お互いを癒していく。 世代間や言語間の隔たりなんて、もうどこかへいっちゃってる。 そういうの超えて通じてくものがあるってつくづく思うよな。 なんとなく、秘密めいていて、切なくてシュールで、観終わったあと、心があったかくなる、じわっーとね。 出てくるみーんなが、愛おしい。そんな映画です。 もう一度、シアターで観たいなぁ。
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NBA連夜放映中!観戦バーチャージ等はないので、どうぞお気軽にご利用ください。 さてっ、この木場のバスケカフェブログ、はて何位??
By hojaluna
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